登山サークル アウトドアチャイルド

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お口くちゅくちゅ、高尾山
投稿日
2022/04/09
勇気が湧いてきた。
今の仕事が、四月末で、契約終了になってしまった。
そのため、不安のため、打ち震えていた。
そんな中、慰めを求め、高尾山に繰り出した。
今日は、六号路で、登った。
久しぶりに歩く六号路は、なかなか快適な道のりだった。
何度も目にしたはずの案内板も、また改めて見ると、とても新鮮な情報のように思えた。
山頂に到着して、ビジターセンターで売ってある、お目当ての本を、購入した。
確か、「とっておきの高尾山」という名前の、本であったと記憶している。
もうこれで、高尾山山頂ビジターセンターで入手できる、高尾山関係の本は、全部入手した。
これでもう、高尾山に来る理由が、なくなってしまった。
毎回、山頂のビジターセンターで、本を一冊だけ買って帰る。
そのために、高尾山の山頂に行く。
それが最近の、私が高尾山に登る、動機であったのだ。
では今後、いったい私は、何を楽しみにして、高尾山に登れば良いのだろう。
最後の大物、さる園は、まだ未開拓である。
さる園にはまた改めて、繰り出していかねばなるまい。
さる園で、サルについて、解説してくれる時間帯があるので、その時間に合わせて、訪れる必要がある。
とりあえず、さる園に訪れる前に、もっとサル園について、予習しておきたいところでもある。
本当は、今日、さる園にも立ち寄ろうとしたのだが、しかし、今日はなんとなく、いろはの森コースでの下山を、選択した。
いろはの森コース、改めて歩いてみると、とても素晴らしいコースであった。
いろはの森コースの魅力について、まだこの場では、語らないでおく。
それを語ろうとすれば、それだけで、一冊の本ができてしまいそうなくらい、その魅力を語り尽くすことは、尋常なことではない。
まあとにかく、今日は下山は、いろはの森コースで、下山してきた。
そして、日影キャンプ場から、高尾駅までは、歩いた。
足が疲れ果てた後は、手で歩いた。
手も疲れてしまった後は、歯で歩いた。
歯も全部抜けてしまった後は、目で歩いた。
目が潰れてしまった後は。
想った!
ありったけの気持ちを込めて、
想った!
そして、高尾駅に、到着して、電車に乗って、これから、立川の本屋に、行ってくる。
本屋で、仕事に関する本を、また買ってくる。
そしてまた、一生懸命勉強する。
そしてまた、新しい職場に、入手する。
そうとも、確かに、今の仕事は、四月末で終了になってしまうが、泣かなくていい、嘆かなくていい、絶望しなくていい。
そう、新しい職場に、入手すれば良いのである。
それだけの話である。
それも、よりバージョンアップした自分を作って、ハイブリッドな態度で、新しい職場に入社して、ちぎっては投げ、ちぎっては投げの大爆発。
大活躍すれば良いのである。
それにより、また新たに、ご夫婦との縁も、生じないとも限らない。
もっと強くあることだ。
もっと元気であることだ。
それを教えてくれたのは、天狗の棲む山、霊気満山、高尾山。
なぜかそんな気が、無性にしているのであった。
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