登山サークル アウトドアチャイルド

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高尾山のアオキの実、ヒヨドリにひとり占めはさせない
投稿日
2022/04/02
今日は朝起きて、空腹な状態で、高尾山に行ってきた。
家でお茶漬けを食べて出たのだが、その食べた量はあまりにも少なかった。
そのため高尾山で歩いていたとき、かなり腹が減っていたように思われる。

今日は朝起きて、炊飯器の中にほんの少しだけ、ごはんが残っていた。
そのごはんで、お茶漬けを食べた。
お茶は、ヤカンに水を入れ、その中にお茶のパックを入れて、火にかけて沸騰させて、そして熱いお茶を作った。
そのお茶で、お茶漬けごはんを食べた。
ひとまず今日は十時ごろに起きて、そのようにお茶を作って、そしてお茶漬けを食べてから、その後は三十分くらい読書をした。
そして高尾山に行こうと思って、まずは持っていくお茶の支度をした。

四月末で今の仕事が契約終了になってしまったので、今後は一円たりとも無駄使いをしたくないと思い、登山に持っていくお茶も外で買わず、家で作ったお茶を持っていくことにした。
トマトジュースを飲んだ後の、空のペットボトルが家にあったので、そこに温かいお茶を入れて、それをリュックに入れて、出かけた。
その他、一応ゼリー飲料も二つ、持って出た。
でもゼリー飲料を飲んでしまうと、またゼリー飲料を買ってこなければいけないので、なるべくゼリー飲料は飲まずに済ませたかったが、今日、外出する段階では、外で何かを食べようとは思っていなかったので、だからそのゼリー飲料を摂取することになるだろうと、思っていた。
しかし蓋を開けてみると、色々と展開は、思い通りには進まなかった。

まず家から高尾山口駅まで移動して、駅に到着したとき、すでに12時をまわっていた。
で、12時をまわっている状態で登山をすることに、やはり抵抗があった。
だから今回は仕方なく、結局またリフトを使って、高尾山の中腹まであがった。
それから高尾山薬王院有喜寺の境内を通って、まず高尾山の山頂まで歩いた。
そして山頂のビジターセンターで、「季節ごとに探せる! 高尾山の昆虫 430種! 藤田宏(文)・山口茂(写真) むし社」という本を、購入した。
確か料金は、1620円くらいだったと記憶している。
山頂のビジターセンターで本を買い、それから四号路で下山した。
そのときに、以下の看板を見かけたのである。

===
たねまきヒヨドリ

家のまわりにヒヨドリを見かけませんか?
このヒヨドリと高尾山に多いアオキには、深い関係があります。
いったいどんな関係なのでしょうか?

アオキは、ヒヨドリの口に合った大きさの実をつけます。
こんな大きな実を丸飲みできる鳥は限られているので、ヒヨドリは実をひとり占めできるのです。

食べられた実は、果肉がとれ、芽がでやすい状態でフンと一緒にでてきます。
はなれた場所でフンをするヒヨドリは、アオキのたねまきをしているみたいですね。

なぜタネを遠くへ運ぶ必要があるのでしょうか。
植物は自分で動くことができません。
自分のまわりだけにタネが落ちて育ったとしても、天災や病気で共倒れになってしまう危険があります。
だから、できるだけ遠く離れた場所にタネを運び、森の中に仲間を増やしていきたいのです。
===

私は上記の看板を、しっかりと読んだ。
それを読んだ上で、空腹を抱えたまま歩いていたのである。
その時私は、とても腹が減っていた。
何か食べたいと、切実に願っていた。
そんな時、赤い実が目に入った。
そして私はそれを、一つ、もいでみた。
そして、皮をはいでみた。
そして、それを口に含んで、歯で粉々にしてみた。
そして、それを吐き出してみた。
そのようにしてみた感触として、「これは食べれそうだ」と、私は思った。
そして今思うと、それは確かにアオキの実であった。
そう、先ほど看板を見たばかりの、あのヒヨドリの御馳走である、アオキの実だったのである。
その実は真っ赤で、細長く、見るからに美味しそうである。
で、私は再びアオキの実をもいでみて、皮をはぎ、口に含んだ。
そして口の中で歯で粉々にしてから、それを飲み込んでみた。
普通に、食べることができた。
で、苦いと感じた。
苦いが、食べれることは、食べれる。
私は、再度、アオキの実をもいで、皮を剥ぎ、再び食べてみた。
うん、食べれる。

でも、大丈夫だろうか。
後から、お腹が痛くなったりとかしないだろうか。
後から病院に行かなければいけないような、ハメになってしまうのではないか。
そんな風な心配も、多少はあった。

でも家に帰ってきて、その実は確かにアオキの実であり、それはヒヨドリのご馳走であることも知ったので、それを食べても問題ないと、今は私は確信している。
だから次の機会には、もっとたらふく、アオキの実を食べまくってみようかと思っている。
アオキの実は長さ約1.5〜2センチの長い楕円形で、12月から5月頃に熟すものである。
つまり5月頃までは、アオキの実に舌鼓みを打つことができるということだ。
高尾山のアオキの実を食べるのは、無料である。
だから節約中の私には、もってこいの山の幸、貴重な食料の存在に、気づいてしまった。
それは、とても感動的な出来事だった。
なんと、どこのスーパーに行っても、どこの店に行っても、食べられないような特別な食べ物を、私は食べることができたのだ。
それがつまり、アオキの実、それはつまり、ヒヨドリのご馳走である。
そのような木の実が、そう、人間が食べることができるような木の実が、どうやら他にもたくさんありそうだ。
秋になるとたくさん地面に落ちているドングリだって、どうやら人間も食べれるようなのである。
そう、はっきり言って、山の中には人間が食べれるものが、たくさんある、その事実に、私は気づいてしまった。
キノコとかも、食べれる。
むろん、毒があるキノコもあるので、キノコを食べる場合は、気を付ける必要がある。
しかし、気をつけてさえいれば、つまり、食べれるもの、食べれないものという知識を、しっかり持つことができれば、なんとなんと、山の中で、どこの店にも売ってない、どこの店でも食べられないような、特別な味覚を、なんとなんと、ぞんぶんに堪能することができてしまうというわけだ。
それは、とんでもない素晴らしい体験である。
どこに行っても食べれないような、特別な食べ物が、山の中にはたくさんあるのである。

そのように、アオキの実を二つ食べながら、私は四号路を歩いた。
みやま橋も、渡った。
そしてやがて、一号路に合流した。
それから、天狗焼きが食べたくなった。
で、ケーブルカー乗り場まで移動したが、天狗焼きの店は長蛇の列だったので、天狗焼きは諦めた。
そのかわり、「天狗のチーズタルト」を、一つだけ食べた。
そして、下山ではリフトを使わず、下まで徒歩で、下山した。
それから高尾山口駅で電車に乗らず、JR高尾駅まで歩いた。
その途中でセブンイレブンによって、温かいコーヒーと、焼き芋を買った。
焼き芋は、皮ごと全部食べた。
食べれるものは、なんでも食べる。
それが私の、流儀である。
それから電車に乗り、自宅の最寄駅まで戻ってきた。
そして、家の近所のスーパーに行って、肉じゃがの材料を買ってきた。
そして家に帰ってきて、清酒「高尾山」を少しだけ飲んだ。
それから、豚肉、じゃがいも、玉ねぎ、人参、しらたきを使って、肉じゃがを作った。
味付けは、砂糖と、醤油である。
砂糖を早く使い切ってしまいたいと思い、それで先日ユーチューブを観ていて、たまたま肉じゃがの作り方を知る機会に恵まれて、肉じゃがでは砂糖をたっぷり使うようだったので、だから今日、砂糖をたっぷり使って肉じゃがを作って、食べたのである。
肉じゃがは、まあまあ美味しかった。
とても美味しかったと、言ってもいい。

思ったのだけど、私も四月末で今の仕事、契約が終了になってしまい、五月からは無職で、無収入になってしまうわけである。
だから節約をしなければいけない。
で、思ったのだけど、料理をするということは決して無駄使いではなく、それは節約にもなるのではないかと、思ったのである。
普通に、外食ばかりしていると、やっぱり金がかかる。
それと同じものを自分で作れば、それはかなりお安く作ることができ、同じ食べ物を、お安く食べることができるのである。
それに私は、今更だが気づいてしまった。
だから節約家たるもの、料理をした方が良い、料理をすべきである、そんな風に思うのである。
惣菜の肉じゃがを買ってくるよりも、自分で作って食べた方が安上がりだし、健康的でもあると、気づいてしまったのである。

そう、今後は私は、極度の節約生活に突入することになるだろう。
でもだからといって、食べるものをケチってはいけないと思う。
食べることが、生活の原動力である。
それが、健康の源である。
だから節約生活に突入しても、しっかりと栄養バランスの良い、健康的な食べ物を、食べていかなければならない。
そう、働いていても、無職でも、収入があっても、無収入でも、いつでも、どこでも、なによりも大事なことは、常に健康であること、それに尽きるのである。
そのために栄養の良いものを食べ、適度に運動することは、どうしても必要、というわけである。

しかし山にはまだまだ食べれそうなものが、たくさんある。
ドングリとか、アオキの実とか。
ちょっと贅沢するなら、ミミズとか、かたつむりとか、幼虫とかも、確実に食べることが、可能。
あと、葉っぱ系も、結構食べれそうなもの、いっぱいあるはず。
もちろん木の実関係は、基本的にすべて食べれるに違いない。
カエルなんかも、本当は余裕で食べれるのだろう。
リスとか、ネズミとか、イタチとか、イノシシ、サル、クマとか、基本的に哺乳類が食べれるものは、きっと人間も食べることが、できると思う。
それらを食べることができるようになれば、山の中で一円も使わず生活することも、きっと可能になる。
むう、夢は広がる。
ではでは後日、山を一座、丸々買ってしまば、そこで一円も使わず生活することが、きっと可能。
山は、今、結構安く買えるらしい。
数十万円くらいで、かなりの山でも、買えるらしい。
それで山の中で生活して、一生無料でメシが食えるのであれば、もう金なんて、別に一円もいらないではないか。
その現実に、気づいてしまった。
そのあたりも、今後しっかりと、研究していく必要がありそうだ。
キノコとかも食べれるものとそうではないものと、見分けることことができるような人間に、今後成長していきたいものである。
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