登山サークル アウトドアチャイルド

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三千円、捨てました
投稿日
2021/10/18
今日は西丹沢の畦ヶ丸に登ってこようと思ったのですが、そうすると始発の電車に乗らなければいけなかったのですが、なんとなんと、ついついユーチューブに夢中になりすぎてしまい、寝た時はすでに深夜2時ごろでした。
始発の電車に乗るのであれば3時30分くらいに起きねばならず、さすがにそれはムリだなあと思い、畦ヶ丸の登山は諦め、寝たいだけ寝ることにしました。
そして朝は、8時30分ごろに起き、トイレを済ませ、さてさて今日は何をしようか、などと思いながら、なんとなく、面倒くさいことを片付けようかと思い、ひとまず、西丹沢のキャンプ場に、テント泊できるかどうかについて、いくつか電話をしてみたのでございます。
すると、テント泊激安の大石キャンプ場はなんとなんと、今シーズンはもう営業をしないとのこと。
マウントビレッジキャンプ場は、電話をしてみたものの、まだ9時前だったせいか、二回連続、留守番電話。
やれやれ、なんてこったい、ガッチーム、などと思いながら、次は大滝キャンプ場に電話をしてみると、しっかり電話がつながり、テント泊について聞いてみると、かなり安く、11時チェックインだと1800円、14時チェックインだと1100円とのことでした。
大滝キャンプ場だと近くに温泉場もあるし、ナイスナイス、これぞ運命の出会いとばかりに、私は嬉々としてお礼を言い、電話を切ったのでございます。
先方は、まだ何か電話終了においての、さよならの挨拶をされていて、その途中で切ってしまった感は否めませんが、悪気はまったくなかったので、気を悪くされたのなら、謝りたい。
電話にて、いかにも今日、テント泊に伺うようなニュアンスの会話になってしまったが、なにぶん急な話だし、まだ検討段階です。
で、とりあえず今回は、テント泊はせずに、あのあたり一帯を調査してこよう、
このトンネルは、徒歩で歩けるのか、歩けないのか、大滝キャンプ場は、実際どんな感じなのか。
西丹沢ビジターセンターまで、歩くとどのくらいかかるのか、など、現地にいかねばわからない情報をしこたま仕入れてきたいと思い、今日はひとまず、現地調査と洒落込むことにしました。
で、そうと決まれば支度です。
一応、いちいち考えるのも面倒なので、とりあえず登山のファッションに身を包み、ザックに色々つめ、最近めっきり寒くなり掛け布団一枚だと足りないため、押し入れから毛布を一枚引っ張り出し、それをベランダでバタバタ振った上で、物干し竿にかけ、風で落ちてしまわないよう、洗濯バサミで止め、そして悪臭漂う靴に新聞紙をつっこみ、とりあえずベランダにおいて、あ、そう言えば、バスに長く乗るのでバスに酔うかもと思い、車酔いの薬もザックに突っ込む。
そのおりに、以前に使って効かなかった車酔いの薬は思い切って、捨てました。
で、またひとまず準備万全な状態で、泥だらけの登山靴をはき、玄関に出て、鍵をしめ、ドアのノブを6回ほど、ガチャガチャし、確かにドアが閉まっていることを確認し、わがマンションを後にしました。
そして近くのセブンイレブンにて、まさかまさかの大事件が、勃発しました。
セブンイレブンにて、おにぎり八個、ウーロン茶二本、温かいほうじ茶を一本購入し、温かいものと一緒でいいですか?と聞かれると、鷹揚な態度で、良いですよー、と答え、あ、そうだ、もちろん、レジ袋もくださいと言ってました。
で、料金は1368円くらいだっと記憶しており、財布の中を見て、残念ながらちょうどよい小銭がないことを知り、五千円を機械に突っ込んだのでございます。
で、そのくらいのタイミングで、女性店員二人のうちの一人が、おしぼりいりますか?と言ってきて、はい、お願いしますと言うと、三つでいいですか?と聞かれ、はい、よいです、と答えたのですが、そういうやり取りをしていたため、大事件が発生しました。
なんとなんと、五千円を機械にいれ、そのお釣り、なんとなんと、小銭だけを回収し、出てきた三千円は無視して、私は店を出て行こうとしました。
すると後ろから、女性店員二人が追っかけてきて、お客さん、お客さん、三千円、忘れてますよ!と、呆れたようなニコニコ顔で怒鳴ってきて、私はとんでもないミスをしでかしてしまったことに気付きました。
なんということか、お釣りの三千円の回収忘れという、とんでもない事案が発生しました。
ボケ老人かよ、と、自らに悪態をついてしまいます。
大富豪かよ!
お金に対する有り難みがないから、こんなとんでもないミスをしてしまうのです。
考えられません。
私はなんと、三千円を捨てようとした。
絶対にしてはいけないミスを犯した。
なぜこんなミスをするのかというと、やはりお金に対する有り難み、一円たりとも無駄遣いは絶対にしないという、研ぎ済まられた節約精神、それの致命的な欠如、そのようなものであると、言わざるを得ません。
こんな自分は許せない。
私はそう思うので、三日くらい一円も使わない生活をして、研ぎ澄まされた節約性質を、再び取り戻す必要性にかられています。
そんなわけで、あやうく三千円を捨てるところで、とんでもなく大きなミスを犯すところだったのでございます。
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