登山サークル アウトドアチャイルド

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筑波山の男女川の命の水のおかげで熱中症を回避できました
投稿日
2021/07/19
今日は筑波山に登ってきました。
筑波山神社から、御幸ヶ原コースから登りました。
ひとまず神社から御幸ヶ原まで、1時間40分のコースタイムです。
その道のりがとんでもなく大変に感じました。
なんといっても今日は灼熱地獄でした。
それでペットボトル二本分の水を用意しました。
登山の前に、ご飯大盛りの唐揚げ定食を食べ、キウイソフトクリームも食べました。
それと水二本で、あとゼリー飲料も二つザックにひそませています。
それらで熱中症対策は万全だろうと思いきや、甘かった。
灼熱地獄の中の登山はとんでもなく大変でした。
たった1時間40分、2.1キロ程度の道のりなのですが、それがとんでもなく長く感じられるのです。
とにかく汗が滝のように流れ、ノドがすぐ乾き、すぐに休憩がしたくなります。
だからベンチが出てくるたびに座って休憩してました。
そして水二本の用意は、あまりも少なすぎると感じました。
四本くらいは必要だったと思いました。
山頂に到着すれば飲み物を買えるだろうとは思っていましたが、それも確実ではありません。
もし登山中、店が一つも無かったら?
その場合、水二本とゼリー飲料二つだけでは、あまりにも少なすぎます。
それを考えると、熱中症の危機がにわかに持ち上がりました。
そんな中、せっせと登ります。
休み休みです。
なかなか体が動きません。
でも水分は、たった二本しかないため、温存しなければいけません。
ガブガブ水を飲んでいたら、すぐに水が無くなります。
ああ、サイダー飲みたい!
家の冷蔵庫にあるサイダー、全部飲みたい!
そのように思いながら、水を温存しながらも、こまめに水を飲み、登っていきます。
とにかく水が欲しい。
もっともっと水が欲しい。
水だー、水、水、水!
そんな風に思いながら、脱水症状ぎみで、滝のように汗を流しながら、進んで行きます。
そんな中、ふいにオアシスに辿り着きました。
灰色の管から、水が流れ出てきます。
男女川、という看板があるところです。
中年女性がその水を飲んでます。
私はその後ろに並びます。
そしてその水で、顔を洗います。
冷たい!
冷蔵庫に入っていた水以上に、冷たいと感じます。
そしてその水を手のひらに溜めて飲んでみます。
がっ、ががが、がっ!
私は衝撃を受けました。
ウソだろ?
こんなことってある?
衝撃です。
衝撃の旨さです。
こんか美味い水、今まで一度も飲んだことがありません。
この水、世界で一番美味いかもしれません。
水道水とは、全然違います。
男女川の水。
御幸ヶ原コースの途中にある水。
灰色の管からちろちろ出てくる水。
その上には、小銭が置かれています。
神の水?
信じられないくらいに美味いのです、この水が、とても冷たくて!
私は手のひらに溜め、何度も何度も飲みました。
一リットルくらい、飲んだかもしれません。
何度も何度も飲みました。
ふと気づくと、その場に誰もいなくなってました。
この水は、信じられないくらいに美味い。
私はそう思い、ペットボトルを二本とも空にして、その水を入れることにしました。
ペットボトルに入れた水を、さらに250ccくらい飲みました。
やはり、めちゃくちゃ美味い。
空のペットボトルにその水を入れると、冷蔵庫に入れていたみたいに、ペットボトルの表面が曇りました。
その水は、とても冷たいのです!
そしてその水を飲んだあと、私の体から、みるみる力が沸きました。
力が漲ってきました。
なんという水か。
信じられません。
私はすっかり生き返り、元気百倍になりました。
それからは地獄の灼熱地獄の中、その水を飲みながら、パワフルに、バイタリティ溢れる足取りで、残りの山道を登っていくことができたのでした。
御幸ヶ原に到着したとき、たくさんのお店と、たくさんの自動販売機があったので、私は苦笑いしました。
ひとまず、ドデカミンストロングという飲料を自動販売機で購入して、それを飲んで力をつけ、さらにその上、男体山の山頂を目指し、登山を再開することができたのでした。
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