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ハセツネ(長谷川恒男)カップ 日本山岳耐久レース、第一次下調べ
投稿日
2021/07/12
2021年10月9日(土)~10日(日)に、第29回ハセツネCUPが開催されます。
これは全長71.5キロの道のりを、24時間以内に歩き抜くという、過酷な山岳レースです。
参加費は1万5000円のようです。
これに出てみようか、などと考えて、調べてみると、これはどうやら、トレイルランニングの大会であるようです。
とにかく長い距離歩きます。
そしておそらく、普通に歩くと、24時間以内に終わりません。
だから走らなければ、24時間以内にも、間に合いそうにありません。

コースは以下のようになっています。

奥多摩山域(71.5km)
五日市中学校スタート→今熊神社→市道山分岐(795m)→醍醐丸→生藤山(990m)→土俵岳(1005m)→笹尾根→三頭山(1527m)→大岳山(1266m)→御岳神社(929m)→金比羅尾根 →五日市会館前フィニッシュ

さて、実際のところ、このコースを、全部歩いた場合、一体どのくらい時間がかかるのか。
まずはそれを調べてみます。

五日市中学校から今熊神社の入り口あたりまでは、歩いて40分くらいです。
それを今日は、武蔵五日市駅に行って、確認してきました。

その後の道のりは、どのくらいの時間がかかるのか?
以下、コースタイムを書いていきます。

五日市中学校から、今熊神社の入り口まで
40分

今熊神社の入り口から、今熊神社まで
50分

今熊神社から、市道山分岐まで
3時間30分(210分)

市道山分岐から、醍醐丸まで
1時間40分(100分)

醍醐丸から、生藤山まで
1時間55分(115分)

生藤山から、土俵岳まで
2時間25分(145分)

土俵岳から、三頭山まで
5時間20分(320分)

三頭山から、御前山まで
3時間50分(230分)

御前山から、大岳山まで
2時間45分(165分)

大岳山から、御岳神社まで
1時間55分(115分)

御岳神社から、日の出山まで
45分

日の出山から、五日市会館前まで
2時間45分(165分)
※武蔵五日市駅までだったら、3時間

以上です。

さて、トータルの時間はどのくらいになるのか。

40+50+210+100+115+145+320+230+165+115+45+165=1700

山と高原地図のコースタイムで算出してみたところ、合計は1700分となりました。
これは一体、何時間何十分なのか。
24時間以内なのか、それとも、オーバーしているのか。

24時間は、何分なのか?

24かける、60は、1440。

24時間は、1440分です。

では、1700分は、何時間何分なのか。

28時間が、1680分なので、1700分は、

28時間20分

ということになりました。

やはり、歩くと、24時間以内は、間に合わないようです。
つまり、走らなければ間に合わないということです。
走って4時間20分ぶん、短縮しなければいけません。

これは厳しい。
ずっと歩き続けても、28時間20分もかかってしまうのです。
これは全く、とんでもないコースです。
でも早い人は、このコースを、7時間台で走り抜く人もいるのだと、どこかで目にした気がします。
とんでもない化け物がいるものです。

やっぱりこれは、トレイルランニングの大会ですね。
走りたくない人は、24時間以内には、間に合いそうにありません。

道中避難小屋でもあるのかと探してみましたが、御前山の近くに避難小屋がありますが、それ以外には避難小屋は見当たりませんでした。
避難小屋がちょくちょくあれば、この道中を、二泊三日くらいで、歩いてみるのも、面白いのではないかと、少し思ったのですが、それもまた難しそうです。

生藤山から三頭山までの道のりが凄まじいですね。
465分、つまり7時間45分かかります。

逆に、スタートから生藤山までですと、515分、つまり、8時間35分ですね。

で、三頭山から、大岳山までで、395分、つまり、6時間35分ですね。

つまり、スタートから大岳山までだったら、21時間と115分なので、22時間55分。
ですよね。

で、そうなると24時間まで残すところ、たったの1時間5分なわけで、つまり大岳山から御岳神社までが1時間55分なので、その途中でタイムアウトということになります。

だからまあ、御岳神社までいけないってことですね。

御岳神社からの道のりが、えーっと、
御岳神社から、ゴールまでだと、まあ、210分、つまり、3時間30分ですな。

御岳神社から、日の出山まで
45分

日の出山から、五日市会館前まで
2時間45分(165分)

となってますからね。

で、大岳山から御嶽神社の道のりで、50分足りなかったわけだから・・・
4時間20分オーバーしてるということで、だから合計で、28時間20分になるというわけで、うん、計算は合ってます。

ただ、大和高原地図の、コースタイムを正しく見れているかどうかは、わかりません。
多分、正しく見れているだろうとは思うのですが。

まあ概ね、規模感は概ね、理解しました。

となると、一体、どこでリタイヤするべきか。

御岳神社まで行ければ、まあ、山香荘のラジウム泉のお風呂に入って、疲れを癒すことも、できそうなんですがねえ。
山香荘は、作家の浅田次郎さんのお母さんのご実家だそうです。

でも、御岳神社には、50分ほど届きませんでしたから、まあどうなんでしょうねえ。
まあそこでタイムアウトということで、で、開始時間が、13時なんですよね。
で、24時間たったら、10月10日(日)の、13時ということになるわけで、まあ、これはつまり、昼間じゃないですか。
となると・・・
別に後はもう、のんびり歩いて、山香荘のラジウム泉のお風呂に入って、疲れを癒して、

っていうか、かなり眠たいに違いありません。
もっと早い段階で、リタイヤすべきかもしませんねえ。
三頭山あたりで、リタイヤがいいかもしれません。

三頭山だったら、そのまま数馬まで下って、数馬の湯に入るとか、行けますかね。
三頭山だったら、到着時間は、何時ごろになるだろう?

13時に出発して、三頭山に到着するのは、16時間20分後なので、5時20分くらいに、到着です。
ちょうど夜も開けて、リタイヤにちょうど良い時間帯ですね。
まあそこで素直にリタイヤですね。
で、三頭山から、都民の森まで下って、そして、バスに乗って、そのまま、武蔵五日市駅まで戻ってもいいわけですし、瀬音の湯によって、休憩スペースで、爆睡しても、良いわけですね。
まあ素直に家に帰って、爆睡しても、いいわけですが。
家だったら、何時間いても、無料ですからねえ。

まあじゃああれですね。
あまり走りたくないのであれば、三頭山あたりまで頑張って、そこでリタイヤが、スマートですね。
そこに来るまでで、すごい大変だと思います。
夜を徹して、山中を歩くわけですからねえ。
そんな経験、なかなかできないですよ。
熊とか、出てくるかもしれないですね。

まあそんな感じだなー。
完走は、難しそうですねー、さすがに。

でもあれですね、リゲインとか、滋養強壮剤をガブガブ飲めば、朝になったら、ガンガン歩けるかもしれないですね。
で、何とか御岳神社まで行って・・・
いや、結局リタイヤするのであれば・・・

でも、リタイヤせずに、28時間20分かけて、最後まで歩いて、でもゴールに到着した時は、もう何もかも撤去されてしまっていて、もう誰もいないという、それもまた、なかなかアンニュイな経験ではありますね。
28時間20分となると、その時の時刻は、17時20分ですね。
だから、17時35分くらいに、武蔵五日市駅に、一人たたずむ。
そういう、アンニュイな経験が、できるかもしれません。

まあ別に24時間以内に入れなくても、ゴールまで歩いたのであれば、それはそれで、すごいことなのではないだろうか。
そんな風にも、思わないでもありません。
24時間以内に入ろうが入るまいが、全部歩く。
そのため、滋養強壮剤を、何本か、持っていく。
あ、係の人に、ゼッケンとか、返さないといけないでしょうね。
それは多分、24時間以内の時に、道中にスタッフの人がいるのだとしたら、24時間過ぎたら、手近にいるスタッフに人に、ゼッケンとかを返して、そこからは、レースとは関係なく、ただひたすら、ゴールを目指して、歩き続けるという、滋養強壮剤を飲みながら、歩き続けるという、未曾有のアンニュイな登山が、そこから新しく開始される、そういうことにもなりますかね。

まあとにかく、走らないと、ちゃんと24時間には入ることができないわけで、それはレースとしてもはやっぱり、失格なわけで、やっぱり、走れるようになるしか、ないかもしれませんね。
トレイルランニングにも、踏み出す必要があるのかもしれません。
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