登山サークル アウトドアチャイルド

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本仁田山の山頂には命の水が落ちている
投稿日
2020/08/02
今日は奥多摩の本仁田山に登ってきました。
今日は実に疲れました。
それは他でもない。
ほとんど徹夜明けで登山に行ったからです。
最近はめっきり夜型生活になってしまい、朝に寝て、昼過ぎに起きる毎日です。
これではいけないと思い今日、朝寝る代わりに、朝に登山に出かけたわけです。
家を出たのは早朝4時。
そして奥多摩駅に到着したのは、朝の6時です。
本仁田山は奥多摩駅から徒歩で登れる山です。
私の家から近く、とても気軽に行ける山です。
もうかれこれ本仁田山には、五回以上は登っていると思います。
しかし本仁田山。
甘くない。
なかなかきつい山です。
最近ユーチューブで、戦場格闘技の動画なんかをよく見ています。
戦場はとても厳しく、一睡もせずに一か月間も歩き続けることもあるそうです。
その戦場で戦う人は、普段から自らをバットコンディションに置くそうです。
戦場はバットコンディションが当たり前の環境なので、戦場から離れて生活している間も、いつ戦場に行くことになっても、すぐに入っていけるように、普段からバットコンディションで過ごしているとのことでした。
それにひどく影響されてしまった私は、今日は徹夜明けで登山に出かけ、そして今回は山頂に到着するまで、水を一滴も飲まず、食べ物も何も食べませんでした。
山頂に到着してから、はじめて、水を飲もうと思ったのです。
徹夜明けで、かつ、水を飲まずに登山したものだから、すごく疲れました。
そもそも体力もずいぶん落ちてしまっています。
ずっと、朝に寝て、昼過ぎに起きる夜型生活をしていて、そしてずっと、運動不足ぎみの毎日でした。
そのためめっきり体力が落ちてしまったようです。
【本仁田山の山頂には命の水が落ちている】
これはつまり、山頂に到着して、ようやく水が飲めるということです。
今日は登山を開始したのは6時。
奥多摩駅からのスタートです。
本仁田山はもう何度も登った山なので、道に迷うことはありません。
普通にのんびり歩いて行けます。
まず歩いていると、向こうから、恐ろしい生き物が、こちらに向かってゆっくりと進んできました。
猛獣のようです。
なんか怖ろしげなオーラが漂っていました。
しかしよく見ると、単なるネコでした。
単なるネコではあったのですが、目つきがとても悪いネコでした。
あまりにも目つきが悪いネコだったので、これはぜひ写真に撮りたいと思い、「写真一枚とらせてねー」と言いながら、カメラを構えてネコに近づきましたが、残念ながらネコはすぐに逃げていきました。
さすがに目つきが悪いネコだけに、警戒心も非常に強いネコでした。
その後歩いていると、年配の男性と出くわしました。
「早いですね」
「あ、どうも」
「でももう二人ほど、登ってるよ」
「そうですか」
というような会話を交わしました。
私は6時台ですでに登り始めていたのですが、それよりもさらに早く登り始めている人もいるようです。
しかしとにかく眠い。
その男性と会話をしたときも、せっかく話しかけてもらえたのだがら、もっと気の利いた返事などすれば良かったのですが、とにかく、いつも朝に寝てるところを、登山に出てきてしまったものだから、眠くて仕方がなく、男性への返事も、おざなりになってしまいました。
とにかくあまりにも眠かったので、登山中、どこかで一回寝ようかな、などと思ったりもしました。
山の中で寝て、起きたらもう夜だった。
そんなことになっても、ヘッドライトは持ってきているので安心です。
しかし登ってると、どんどん汗が出てきます。
そして実にきつい。
しかしあえて水は飲まないで我慢します。
一応、500MLのペットボトルのお茶を、三本持ってきています。
しかしそれを飲むのは山頂に到着してからです。
本仁田山は、迷いやすい道があるのですが、さすがにもう何度も登っているので、さすがに今回は迷うことはありませんでした。
登っていると、登るスピードが速い人が次々後ろからやってきて、どんどん追い抜かされていきました。
そして山頂付近。
まだ午前中の早い時間帯でもありましたし、やや曇りぎみの天気で、霧や、もやなどもかかっていて、とても涼しい登山になりました。
それでもとてもきつい。
汗もたっぷり出ました。
そして、水をまったく飲まなかったせいか、とにかく山頂付近ではかなり疲れてしまい、登っては止まり、登っては止まりの繰り返しでした。
登りはじめても、20歩も歩けません。
20歩歩く前に立ち止まり、ぜえぜえ呼吸します。
あまりにも登れなかったので、よっぽど水を飲もうかと思いましたが、後もう少しで山頂ですし、今回は、「本仁田山の山頂には命の水が落ちている」というテーマで、登山をしようと思ったので、なんとか山頂まで、水無しで済ませました。
山頂付近では、トレランの格好をした人が猛スピードで登ってきて、「なかなかきつい尾根ですねー」などと声をかけてきました。
そんなことを言いながらも、すごいスピードで登っていきました。
二人組の男性でした。
とにかくなんとか、そんな感じが頑張りながら、ようやく本仁田山の山頂に到着しました。
そして早速、500MLのお茶を一本飲みました。
そして、180キロカロリーのゼリー飲料を二つ飲みました。
お茶もゼリー飲料も、とても旨いと感じました。
そんな具合に山頂で10分程度休憩して、さっそく下山開始です。
今回は、鳩ノ巣駅方面に下山していきました。
それもまた実に長々とした道のりで大変でした。
途中、「鳩ノ巣駅まで2.4キロ」という標識が出てきて、もうすぐだと思って歩いていたのですが、その2.4キロが実に長かった。
とにかく今回は足も痛かった。
どうも、登山靴の靴底が、もうだいぶ柔らかくなってしまっているようです。
下り道で、かなり足が痛いと感じました。
下山はのろのろと下山しました。
歩くスピードの早い人たちが、私を追い抜いていきます。
私が一番遅い。
とてもゆっくり下山しました。
まあ大変でした。
足も痛いし、異様に疲れました。
私の下山中、これから登ってくる人も、たくさん見かけました。
「これから登るのかー、大変だなー」と、思いました。
もしこれからまた登れと言われたら、とてもじゃないけど厳しいです。
もし、「遭難者が出たので、今から救助手伝ってくれ!」とか言われて、一緒にまた登っていく羽目になったとしたら、どれほどきついだろうか、しんどいだろうか、そう思い、ぞっとしてしまいました。
もうへとへとに疲れていたのです。
おまけに下山道、急坂をどんどん下ってきました。
これをまた登るとなると、本当に大変です。
もし仮に、道に迷ってしまった場合は、来た道をまた戻るのが、一番確実です。
しかしこれほどまでに急坂をどんどん下ってきてしまうと、また同じ道を登るのは本当に厳しい。
とてもハードである。
そんな風に思いました。
しかし今回は道迷いをすることもないだろうとは思いました。
なんといっても何度も歩いている道のりです。
今回は下山も本当に疲れました。
もうフラフラです。
登山が終わって、ビールを飲みたいとか、そういうレベルの話ではありません。
家に帰ったらぶっ倒れて、二、三日寝込んでしまう。
または、寿命が何日か縮まったのではないかと思わせられるような、体に良くなさそうな、健康に良くなさそうな疲れ方です。
吐き気がしそうな感じの疲れ方です。
なんとか頑張って、ようやくゴールの鳩ノ巣駅に到着しました。
鳩ノ巣駅には店があって、そこでビールが飲めるみたいでした。
本来なら、登山の後は、やっぱビールでしょ!、という感じなのですが、今回はもうビールを飲む元気もない感じで、コーヒーを飲む元気もない感じで、それで結局、持参したお茶を読んでいました。
下山時も、お茶を飲まず、鳩ノ巣駅に到着して、プラットフォームで電車を待っているときに、お茶を飲みました。
今回は、かなりお茶を飲まない登山でした。
それでとても疲れたわけですが、まず、しばらく夜型生活をしていたので、体力がめっきり落ちてしまっているというのも、今回疲れた原因の一つです。
その他に、水をあまり飲まなかった。
食べ物もゼリー飲料二つのほかには、何も食べなかった。
そのあたりも、今回疲れた原因と言えるでしょう。
これは小まめに水を補給して、行動食なんかも小まめに摂取しながら、のんびり楽しく登山すれば、こんなに疲れなかったに違いありません。
ついつい戦場物のユーチューブ動画に夢中になってしまい、それに影響を受けてしまって、ついついバットコンディションの登山を試してみたというわけです。
まあ今回の登山はそんな感じでした。
登山中、今回はクモの巣をたくさん目にしました。
大きなクモの巣から、小さなクモの巣まで、大小たくさんのクモの巣を見かけました。
そしてクモの巣の中心や、周辺あたりに、クモの姿も見かけました。
中心にいた小さなクモらしき生物を指でつついてみたりもしました。
クモの巣をたくさん張って、小さな羽虫とか、獲物がクモの巣にかかると、それを食料として、食べるのでしょう。
なんとも恐ろしい話です。
人間はクモの巣にかかっても、動けなくなったりはしないので、安心ですが、もし自分が小さな羽虫だったとして、クモの巣にかかってしまい、食べられる羽目になってしまったら、どこほど恐ろしいでしょう。
クモという虫は、なんと恐ろしい虫なのでしょう。
そんな風にも思ったのですが、しかし考えみると、クモもクモで、必死に生きているのです。
そんな風に、クモの巣を張って、獲物をひっかけて、獲物を食べていく。
そして生きる。
そういう生き方、そういうやり方を、クモはしているのです。
頑張ってるんです、クモだって。
クモも頑張って生きてんです。
そんな風に、なんか妙に、クモに対して、親近感がわいたというか、いや、親近感がわいたというよりも、クモの良き理解者になってあげた、そんなような心境でした。
私も最近は無職で、頑張って求人に応募したり、面接したりしています。
頑張って、生きてます。
生き抜こうと頑張ってます。
なりふり構わず、仕事を探してます。
そんな日々なので、クモに対して、そのクモの生き方、やり方、苦労、大変さ、そういうものを、理解したような気になったのです。
クモだって、気持ち悪くて、怖くて、イヤな虫、そういうことではないのです。
クモだって頑張って生きているのです。
だから私も、クモ先生に見習って、クモの巣をたくさん作って、獲物をひっかけて、獲物からたくさん金を巻き上げる(笑)、そういうことも、チャンスがあればやっていきたいものです(笑)
まあ今回の登山はそんな感じでした。
しかしあまりにも、体力が落ちすぎています。
これはなんとかしなければいけない。
やるか登山!、もっともっと、たくさん。
そして体力つけるか。
体を鍛えて、疲れ知らずの逞しい人間を目指そうか。
そんな風に思ったりもしますが、次はいつ、登山に行くことやら。
明日から、面接ラッシュです。
もうしばらくまた登山に行く余裕はないかもしれませんが、たまに登山に行くだけでは、体力はまったく尽きません。
だから近いうちにまた、近場の登山でもしたいと思っています。
家から一番の近場の山、高水三山なんかでもいいかなと思っています。
もう何度も高水三山には登ってますが、何度登っても、そこそこ登山は楽しいものです。
それに登山を楽しむというだけでなく、体力をつけなければいけない。
そのために登山をする。
近場の山なら、それほど金もかかりません。
今日だって、スイカに千円チャージしただけです。
千円以上は使ってません。
お茶だって、家で沸かしたものを、空のペットボトルに入れて持っていきました。
節約です。
ゼリー飲料は、すでに買っておいたものです。
ゼリー飲料は、あと二つ、残ってます。
さて次はいつ行けるか、登山。
なるべくまた近いうちに登山に行きたいところです。
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