登山サークル アウトドアチャイルド

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大菩薩嶺の登山リポート
イベント名
大菩薩嶺の登山
イベント日時
2017年10月21日(土)
報告者
MK
10月21日の土曜日、女性1人、男性3人で大菩薩嶺に登りました。

今回は前日まで女性9人、男性4人の状態だったのですが、雨天や体調不良、または仕事の都合などのため、女性8人、男性1人がキャンセルされました。

参加された女性のAさんは今回は二回目の参加で、男性のKさんは三回目の参加です。
男性のWさんは初参加の方でした。

待ち合わせの場所と日時は甲斐大和駅に9時でした。
わたしは7時50分くらいに到着してしまい、甲斐大和駅周辺の喫茶店かなにかを探してみたのですが、開店している喫茶店はありませんでした。
しかし近くにセブンイレブンがあって、そこには座れるスペースも用意されています。
わたしは店員さんからカップをもらって自分でコーヒーを入れるタイプのコーヒーを購入し、座れるスペースに座って、しばしのんびりしていました。
そのコンビニにはお手洗いもありました。

コンビニの座れるスペースに座り、温かいコーヒーを飲みながら、今回のコースをあらためて見直しました。

バスで上日川峠まで行って、福ちゃん壮を経由して、唐松尾根を登り、雷岩に到着。
雷岩から大菩薩嶺までは10分の距離です。
大菩薩嶺まで行って、大菩薩嶺を見て、そしてまた雷岩に戻ってくる。
そしてそこから、大菩薩峠まで歩く。

この大菩薩嶺から大菩薩峠までの道のりが、見晴らしのとても良い絶景の道のりとなります。

大菩薩峠まで行ったあとはまた福ちゃん荘に戻り、そして上日川峠に帰ってきて、またバスに乗る。

おそらく歩く時間は3時間30分程度でしょう。

上日川峠からバスに乗って、途中の「やまと天目山温泉」で下車して、温泉に入って帰ってくる。
天目山温泉から甲斐大和駅まではバスで11分で、一時間に一度くらいの頻度でバスが来たはずです。

そのコースを見直していると、ふと別ルートのコースを発見しました。

逆に、最初に大菩薩峠に行ってから、大菩薩嶺に行って、そこから大菩薩峠登山口まで降りていくコース。
大菩薩峠登山口から歩いて10分の距離には「大菩薩の湯」という温泉もあります。

こっちのほうがいいんじゃないの?

という考えがふと浮かびます。

大菩薩峠登山口バス停から歩いて10分で温泉です。
そして温泉から塩山駅までのバス料金は300円くらいのようです。
バスの移動時間は25分くらいのようです。

かたや上日川峠から天目山温泉までは、バスの時間は一時間くらいかかりますし、バスの料金は甲斐大和駅までと同様、きっちり1000円取られます。
そして天目山温泉から甲斐大和駅までは確か300円くらいだったと思います。

なんか新たに気付いたコースのほうが、よさそうな気がします。
コースタイムを調べてみると、4時間45分くらいでした。

で、バスの時刻。
バスの時刻がけっこう微妙です。

大菩薩峠登山口バス停発の16時台のバスを逃すと、今度は18時30分くらいまで待たなければいけないようです。

ざっと計算してみると、16時台のバスに乗りたいのであれば、大菩薩の湯には、一時間弱くらいしかいれない感じになりそうです。
温泉で一時間弱はちょっと短すぎるでしょう。

じゃあ塩山駅付近の温泉は?

と、検索してみると、けっこういろいろ出てきました。

うん、塩山駅付近にも、温泉ありそうだ。
じゃあバスの都合が悪ければ、一度塩山駅に行ってから、塩山駅の温泉に入るという手もある。

新しく見つけたコースのほうが、コースとしてはよさそうだ。
しかし今からコースを変えるのはやめたほうがいいだろう。

今回来る予定の女性Aさんと、男性Kさんは、体力があります。
そのお二人は初心者レベルではないので、予定通りのコースだと、歩く時間が3時間30分程度しかないので、少し物足りなく思うことでしょう。
しかし新しく来る男性Wさんの実力は未知数です。
Wさんが初心者の可能性もあります。
だからやはり、コースは変えないほうがいいでしょう。
今回は初心者でも大丈夫なコースです!とうたって、参加者募集をしたイベントであるため、Wさんが初心者である可能性はあります。
だから今回は予定通りのコースで行ったほうがよさそうです。

で、次回、新たに見つけたコースを試してみると良いでしょう。
近日軽く下見をしてみようかという思いが頭をよぎります。

そして待ち合わせ時間の30分前になったので、わたしはコンビニでお手洗いを済ませてから、待ち合わせ場所に行きました。

そして男性Kさんと、男性Wさんと合流しました。
Wさん、話を聞くと全然初心者ではないようで、北アルプスにも何度も行かれている感じの、かなり登山の経験が豊富な方のようでした。

じゃあこれは・・・

しばらくして女性Aさんもやってきました。

急なコース変更、あり?

そもそも女性Aさんにも、男性Kさんにも、男性Wさんにも、今日のコースのことは、全然お伝えしていません。
希望される方だけで、やまと天目山温泉に行きましょう、くらいのことしか言ってません。

事前にコースの問い合わせをされた方もいましたが、その方は今回はキャンセルになりました。

つまり、予定通りのコースというものは、私の中にだけあるものであり、参加された方の中には、予定通りのコースというものはありません。
そういう状況であったので、よりよいと思われるコース、新たに見つけたコースにて、今回は進めさせていただくことにしました。

そのむね一応、参加者の方にお伝えしましたが、「別にどっちでもいいですよ」、みたいな感じでした。

というわけで、バスに乗って、上日川峠まで行きました。

このバスはスイカは使えません。
そしてバスの料金は、甲斐大和駅から上日川峠まで千円で、バスを降りるときに、運転手さんに手渡しします。

バスの中では男性Wさんとずっとおしゃべりをしていました。
Wさんは横浜の方で、丹沢の山々によく行かれているとのことです。
そのため丹沢の山々について、とても詳しくて、わたしは檜洞丸や、蛭ヶ岳のことなど、いろいろと教えていただきました。

上日川峠の近くにあるトイレでお手洗いを済ませて、さっそく登山開始です。

まあなんといっても、今回は雨天です。
基本小雨であったのですが、けっこう多く降ることもありました。

Wさんはどうも、営業かなにかの仕事をされている方らしく、とても積極的にお話をしてくれる方だったので、雨の中の道中も、けっこう楽しく歩けました。
大菩薩峠にある「大菩薩峠」と書かれた大きな標識や、切り立った岩を登っていく場所などで、Wさんは「写真を撮りましょうか?」と声をかけてくれて、いくつも写真を撮ってくれました。
そしてそれらを後でラインで送ってくれました。
Wさん自身も、写真をいくつか撮ってもらってました。
とても遊び心がある方だと思いました。

雨のほう、降ったりやんだり、ちょっと強くなったりなど、道中はそんな具合でした。
景色のほうは残念ながら、真っ白でした。
本来は見通しが良い絶景スポットの連続であるはずが、霧のため基本真っ白でした。
それでも多少は良い景色や、雰囲気のある景色、ちょっと変わった景色など、撮影スポットは多少はあったようで、女性Aさんは、何度かスマホで風景などを撮影していました。

女性Aさんは以前の大山の登山イベントにも来ていただけた方なのですが、あまり登山経験はないらしいのですが、とても体力がある感じの方です。
学生時代は器械体操をやられていたとのことで、現在はスカッシュや、ヨガなどをやられているとのことでした。

大山の登山では、疲れをまったく見せない歩きっぷりであったのですが、それでもその後、5日くらいは筋肉痛になったとのことです。
Aさんの年齢は二十代に見えますが、とても落ち着いた感じの方なので、実は31歳とか32歳くらいかもしれません。
Aさんは登山経験がほとんどないとのことですが、疲れの色をまったく見せず、いつも涼しげな表情です。
歩くペースも、まったく遅れる気配もありません。

Aさんって疲れること、あるんだろうか?
と思わせられる、体力の底がまったく見えない方です。

温泉がとてもお好きとのことです。
あと人にお土産を買って帰ることもお好きなようです。

男性Kさんは、今回は三回目の参加です。
仕事のほう、休みは土日が関係ないらしく、たまたま今回は土曜日が休みだったので、来ていただけることができました。
Kさんは初参加の高尾山イベントのとき、おそろしく無口で、わたしの見る限り、ほとんど誰とも話をしていなくて、25人くらいの参加者がいたにもかかわらず、誰ともライン交換していないという方でした。
しかし今回きいてみると、それでも高尾山イベントのときは、男性とちょこっとくらいは話をしたそうです。

とても無口な方という印象だったのですが、二回目の棒ノ折山、今回の大菩薩嶺の登山などで、その印象は一変しました。

とても饒舌な方です。
話そうと思えば、いくらでも話せる方らしく、それにとても聞き上手で、とても気が利く方です。
話をしていて、とても楽しい、という方です。

男性Wさんも、Kさんとは、とても話しやすいと思ったみたいで、登山中もずっと楽しそうに話していましたし、帰りの電車の中でも、ずっと楽しそうにKさんと話していました。
Kさんは相手の話をよく聞いて、そして積極的に自分の意見も言う感じです。
で、基本ちょっと控えめな感じです。

雨天で真っ白な景色の中、大菩薩峠、大菩薩嶺と経由して、大菩薩峠登山口バス停に向かって、進みました。
そして丸川荘というところで、一休みしました。

丸川荘、中で休憩する場合、休憩の料金として200円かかるみたいですが、飲料を注文すれば、休憩料金はタダになるようです。
で、わたしたちは丸川荘の中に入って、しばし休憩しました。

テーブルの席もあったのですが、奥の寝るスペースのようなところに上がり込み、そこに置かれたテーブルのところで休憩しました。
コーヒーとかココアとかを注文して、食事をしました。

山小屋、とても雰囲気があって、いい感じのところでした。
すごく落ち着いた感じの雰囲気の場所でした。

スタッフの男性が「今日は甲斐大和から来られたんですか?」と、声をかけてくれました。
そしてしばしおしゃべりをしました。
スタッフの男性はとても控えめな感じの方でした。
その他、年配の男性が三人くらい、テーブル席で座っていました。
あの方たちも、山小屋のスタッフの方だったと思います。

晴れの日でしたら、この山小屋も、大繁盛で、人がたくさんいるような場所だったのかもしれません。
この日は雨だったので、山小屋のお客さんはわれわれのグループと、あとそのほかには、カップルが一組いるだけでした。

山小屋がとても居心地がよかったので、雨の中また外に出ていくよりも、そのまま山小屋で寝てしまいたいような気もしましたが、そんなわけにはいかないので、30分だけ休憩して、登山を再開しました。

あとは1時間45分の道のりです。

ここからはなんとも、急坂の連続でした。
気をつけないと、下っていけないような、アクロバティックな道も多くありました。
「この道、登るの大変でしょうねー」と、Wさんが言っていました。

けっこう気をつけて下らなければいけないような、アクロバティックな下り道が続いたので、話をする余裕もなく、しばし無言で、道を下っていきました。

すると、

シカ!

15メートルほど前を、巨大なシカが横切りました。
歩道を横切りました。

「シカ、シカ!」と、私は絶叫しました。

しかしシカはすぐに消えていきました。

後ろにいた女性Aさん、シカを見ることができなかったみたいです。
なんか動いた気がする、くらいしか、見えなかったようです。

実に残念です。
ここらのシカは、塔ノ岳のシカと違って、現れるのは一瞬だけで、すぐに消えます。
塔ノ岳のシカは、ほとんどペットみたいな感じで、しばらくずっとその場に立ってくれますし、ぞんぶんにシカ見物を堪能できるのですが、大菩薩嶺のシカはなんとも、そこらへんのサービス精神が全然ありません。
現れたと思ったら、あっというまに、すぐに姿を消します。

道をどんどん進み、ようやく急坂の連続も終わり、平坦な道に出ました。

そしてそこからゆっくりとした足取りで、バス停のほうに向かいました。

途中、非常に長い階段のお寺がありました。
なんかすごい雰囲気があるお寺です。
すごい長い階段でした。

なんかすごい気になったのですが、今回はバスの時間とか気になったので、そのお寺、スルーしました。

大菩薩峠登山口バス停に到着しそうになったとき、ちょうど塩山駅行きのバスが出発するところでした。

時計を見てみると、15時ジャスト。
まさにこの時間は、塩山行きのバスの出発時刻でした。

しまったー!

という感じでした

塩山駅まで行ってから、その近くの温泉に入れば、時間を気にせず温泉を堪能できます。

次のバスは、16時03分。
ずいぶん待たなければいけません。

とりあえずそこから10分の大菩薩の湯まで行きましょうか、という話になりました。

すると大菩薩の湯からは、16時40分発のバスがあるみたいでした。

1時間10分くらいの時間があります。

で、じゃあ、大菩薩の湯に入りましょう、ということになり、大菩薩の湯に入ってきました。

わたしは温泉は短いほうで、10~15分くらいですぐに出ます。
わたしはいち早く出て、お食事処でビールと、えび天ぷらそばを食べました。
合計で1500円でした。

お食事処では、「誰か来ないかなー」と思って、きょろきょろしながら、そばを食べていたのですが、誰もきません。
ぎりぎりの時間まで、温泉入ってるのかー。
と思って、ちょっとがっかりしていると、男性Kさんと、男性Wさんがやってきました。
なんでもバスの時間、16時20分と勘違いしたみたいです。
実際は16時40分です。

で、KさんとWさん、なんかすごい気を使ってる感じで、慌てて私の座っているテーブルのところに来て、乾杯してくれました。
なんか私の、誰もこないというがっかりが、すごいがっかりオーラとして、出まくっていたようです。
KさんはWさんは、「これはいかん!」と思ったみたいで、大慌てでテーブルのところにやってきて、乾杯してくれたわけです。

む、なんとも気を使わせてしまった!

お食事処を後にして、バスを待って座っているときも、なんかその気づかいは継続していて、なんとも実に気を使わせてしまって、なんかかなり申し訳ないな、という感じです。

大菩薩の湯から、塩山駅までのバスがやってきて、それに乗車しました。
わたしとKさんは、とても近い仕事をしています。
それでバスの中では、仕事関係の話をしていました。
というか、そのほとんどは、私の職場の上司へのグチでした笑

WさんとAさんは、ラインを交換したみたいで、なんかいろいろと楽しくおしゃべりをされていました。

優秀な営業マンという感じの方であるWさん。
写真をいっぱい撮ってくれて、そして「その写真を送りますよ」と言って、ライン交換するという、黄金の必殺技を持っているようでした笑
このようにすれば、スムーズに女性ともライン交換できるわけです。
Wさんにはそういうよこしまな考えはないと思うのですが、わたしはそういった点に感心してしまいました。

Kさんはまた、女性Aさんとは、ライン交換しなかったと思います。
25人の高尾山イベントで誰ともライン交換しなかったKさんなので、ほっておくとそう簡単にはライン交換しないようです。

女性から話を聞くと、ラインをきかれないよりも、きかれたほうが嬉しいようです。
だから男性はもっと積極的にライン交換とかお願いしてもいいのかなと思います。
わたしが婚活イベントに出ていたときなんて、女性も男性も、ライン交換してくれる人には、全員とライン交換していました。
そのため、女性から、かなり白い目で見られてました笑

「そんなに交換して、誰が誰だかわからなくなるでしょ」と、皮肉を言われたりしました。

まあライン交換しても、いやになったらすぐブロックすればいいだけの話ですしね。
婚活イベントの女性はそのあたり、とてもしっかりされていて、ライン交換した直後に、ブロックするという荒業を使ってくる方も、けっして少なくはありませんでした。
人気があるタイプの女性は特にそんな感じで、ライン交換には気楽に応じてくれるのですが、早ければ交換した直後から、遅くても一回、二回のやり取りだけで、すぐにブロックされたりします。
もしかしてサクラ?
と、疑ったりもしたものです。

最近はわたしはラインIDつきの名刺をお配りするというやり方をしています。
これだとばらまいても、白い目で見られたりしないので、悪くない方法だと思っています。

大菩薩嶺の登山はそんな感じの登山でした。
少人数でしたが、そのぶん交流は濃く、わたしにとってはとても楽しい登山になりました。

しかしまー、雨でしたし、霧で景色もイマイチでしたし、まー、どうですかね。
女性一人だけになってしまって、Aさんには申し訳なかったなーという気がします。
しかしAさんは女性一人でも、わりと平気な感じなように見えました。
帰りの電車の中では、たくさんのお土産の入ったビニール袋を手に持っていました。
職場の仲間に配るとのことです。

Aさんとは電車の中でいろいろと話ができました。
そしていろいろとご要望をうかがえました。
登山のあとは汚れたままではなく、きれいになってから帰りたいから温泉には入りたい。
温泉入ったほうが体力も回復する。
登山のあとも、温泉に行くとか、なにかしたいですね。
といったようなことをおっしゃっていました。
あまり大人数よりも、5~7人くらいがちょうどよいかな、ともおっしゃっていました。

女性のご要望はとても貴重な意見です。
ぜひありがたく、参考にさせていただきたいと思います。

Aさんとは別の女性で、「登山のあとは軽く打ち上げをしたい」とか、「軽くお疲れさまでした会をしたい」とか、そういう風なことをおっしゃっている方もいました。

この「軽く」というところがミソなのかもしれません。
がっつりと二次会、三次会というのは、あまり望まれていないのではないか、という風な気もしますが、まあそこは、人それぞれなのかもしれません。

ちなみにKさんは登山の人数は10人くらいがちょうどいいかなとおっしゃっていました。

WさんとKさんも、とても楽しい交流ができたみたいでした。
わたしもみなさんと、とても楽しい交流ができました。

雨の日の登山は景色はあまり楽しめませんが、交流が充実すればけっこう楽しい登山になる。
そんな風に思いました。
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