登山サークル アウトドアチャイルド

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青梅丘稜ハイキンガー
投稿日
2022/06/02
今日も健康目的で近場の山、赤ぼっこに繰り出そうと思ったが、毎回赤ぼっこばかりだと、さすがに飽きてしまう。
健康目的なので、別に登山は楽しくある必要はなく、飽きるとか飽きないとか、そんな次元の話でもない。
何度も歩いた道をただ健康目的で、黙々と歩き、草木を楽しみ、花を愛で、たっぷり汗をかき、ストレスを発散させ、リフレッシュして帰って来れば、それでいい。
わざわざ、目新しい場所に行く必要はなく、お馴染みの、いつものコースを歩けば良いのである。
そう思い、セブンイレブンでスジコのおにぎり二つ、お茶を二本買い、電車に乗ってお馴染みの宮ノ平駅に繰り出したのであるが、やっぱりどうも今日は、赤ぼっこには行く気にはならず、そのかわり、青梅丘稜ハイキングコースを歩くことと、相成った。
ハイキングコースとはいえ、まったく坂道がないわけではない。
いやむしろ、登っていく道があれば、積極的に登っていくような心積もりでもって、ハイキングコースを歩いていく。
そして、コースの終点近くの手頃なベンチに座り、おにぎりを食べ、お茶を飲んだ。
その近くには東屋もあるが、そこに座ると、誰か人が来た場合気まずいので、そこはさけ、一人でのんびりできそうなベンチを腰をおろして、本日一発目の食事を済ませたのである。
おにぎりから米を少々むしりとり、それを地面に置き、アリたちへのお土産にもしてあげた。
アリたちは、やはりその米粒のまわりに、たくさん集まってきた。
そんな中、私の目の前を、執拗にとびまわる羽虫がいた。
どうやら、私の目の中の、水分を狙っているらしい。
その水分を飲みたいで、私の目のまわりを、執拗に飛び回るのである。
この羽虫が、実にやっかいで、だからその場でのんびりする気にもならず、私はベンチから立ち上がり、歩き出した。
しかし羽虫は依然として、私の目玉に入ろうとする。
そしてとうとう、羽虫は、私の目玉に飛び込んだみたいで、その後、姿を消し、そして、目に何か入ったような感触に、長く苦しめられた。
やろう、狙い通り、目の中に入ってきやがった。
しかしそうなると、私は激しくまばたきする。
すると羽虫はそのまばたきで、潰されてしまい、結局羽虫は、絶命したに違いない。
しかしその亡骸は、私の目の中に残っているのではないか。
そう思ったので、私はいち早く、水道で目の中を洗い流したいと思った。
そして永山公園のグラントに行って、そこでトイレをすまし、鏡で目の中を見てみたが、羽虫の死骸は見当たらなかった。
でも、水道水でしっかり顔を洗った。
そして私はすっきりした。
この青梅丘稜ハイキングコースは、人気のハイキングコースで、人もよく通るコースとはいえ、かといって、動物がまったく出てこないわけではない。
実際に、この付近で、クマが出たみたいで、クマに注意するようにという、警告看板が出ていた。
私はその付近でクマを見たことはないが、巨大なカモシカがのっそりと出てきた光景を、一度みかけ、ギクリとしたことがある。
それも、そのカモシカは、道の前に立ちはだかった。
私はそれに向かって、歩いて行った。
すると巨大カモシカは、宮ノ平駅の方向に、逃げていった。
私も、宮ノ平駅まで行こうかと思っていたのだが、そのカモシカとまた出くわすことが怖かったので、その道は避け、わざわざ青梅駅まで、歩いたものである。
そう確かに、あの付近には、野生動物が、いることはいる。
クマだって、出てきても不思議ではない。
どこでクマが出たのかはわからないが、もしかしたら、名郷峠付近あたりだろうか。
警告看板の内容は、以下のようになっていた。

===
クマ出没注意!!
永山ハイキングコース・成木・二俣尾で、クマが出没しました。
入山の際には、十分に注意してください!
===

二俣尾はわかるが、成木とはどこだろう?
地図で確認してみると、成木はかなり、上のほうである。
どこからが成木なのか、よくわからない。
クマが出たというのは、一体どのあたりなのだろうか。
警告看板を見ても、その位置が、まったく特定できない。
まあそのあたりで、クマが出た。
そういう話であると、承っておく。
となると怖いのは、雷電山、名郷峠、三方山という、トレイルランニングをする人の多い、そのあたりのコースが、やばそうである。
とはいっても、トレイルランナーが頻繁に行き来するコースなので、クマが出てくる可能性は低い。
怖いのは、そのあたりの、人があまり通らないコースである。
例えばその名郷峠あたりから、二俣尾駅まで下っていく道が、どうやらありそうである。
この道は、山と高原地図には記載がなく、ジオグラフィカでは、登山道が確認できる。
そのコースは、けっこうやばいかもしれない。
そこを歩くのであれば、クマ鈴など、持って行ったほうが、良いかもしれない。
そのあたりもなかなか色々と、道がいりくんでいて、一般的な登山道ではないみたいで、だから逆に、冒険心をそそられてしまう。
近場だし、そのあたり周辺も、開拓してみてもいいかもしれない。
渓流沿いの道のようでもあるし、その水を目当てでそのエリアに棲みついている動物たちも、わりと多いのかもしれない。
やはり動物たちも山の中で棲むためには、飲む水が必要である。
山で暮らす動物たちは、水のそばで暮らしているケースが、多いのではないだろうか。
そのような予想ができる。
クマ鈴持って、ちょっくらそのあたり、コース開拓してみてもいいかもしれない。
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