仏果三山に登る場合、山と高原地図には、ゴールが宮ヶ瀬湖のダムサイトになるコースが紹介されています。
しかしそこにはインクライン、エレベーターなどがあり、なんか、時間内までにいかなければ、インクライン、エレベータが使えず、通行止めになってしまうような説明が、山と高原地図には書かれていました。
だから事前に、インクライン、エレベーターの運行状況を、電話で確認する必要があるようです。
そのような情報を目にして、「あー仏果三山、めんどうくせえなー」と思って、ずっと仏果三山を敬遠していました。
しかし2021年7月22日に、とうとう仏果三山に登ってきました。
で、登山中に、そのインクラインとエレベーターについて、山と高原地図に載ってる問い合わせ先に電話してみたのですが、どうやらこの日は、インクラインもエレベーターも止まっているとのことでした。
「では通行止めですか？」
と、訊くと、17時15分までに来れば、通れますよ、とのこと。
17時15分で門は閉じてしまうので、それまでに来てもらえればと思います。
というようなことを、電話口の人は言ってました。
で、「じゃあインクラインやエレベーターが止まってても、そこからバス停まで、行けるんですね？」と聞くと、「はい、でも17時15分に門は閉まってしまいますので、それまでに来て頂ければと思います」とのこと。
それを聞いて私は、「なんだ、インクライン、エレベーターが止まってても、通行止めにはならないみたいじゃないか！」と、まず思いました。
まったく山と高原地図の情報、紛らわしい書き方をしています。
それを見るといかにも、インクライン、エレベーターが止まったら、もう通行できない、みたいな印象を与えられます。
そこで私はさらに突っ込んで、「じゃあ18時とか、19時にそっちについてしまったらどうなるんですか？　通行止めですか？　その場合はまた山に戻らないとダメですか？」と聞くと、その質問に対しては電話口の人、とても困っているみたいでした。
それで、なんかのらりくらりと、回答をはぐらかしてきます。
「通行止めですか？　通行止めじゃないんですか？」と、何度聞いても、なんかはぐらかすようなことばかり言ってきます。
ちゃんと教えてくれません。
18時、19時にその宮ヶ瀬湖のダムサイトに到着してしまった場合、どうなるのだろう？
その謎が残りました。
その場合、通行止めでまた山に戻らなければいけないのか？
それがとても気になりました。
でも電話では、そのあたりが、はっきりしませんでした。
でも少なくとも、17時15分までに行けば、問題ないようです。

でも、高取山の山頂に到着したとき、「注意！　ダムサイトへの道は通行止めです。(4月29日現在)」という赤い貼り紙が、たくさん貼られていました。
え？　通れないの？　と思って、また私は電話しました。
すると、「17時15分までに来て頂ければ大丈夫です。通れます」との回答を貰えました。
それで、16時くらいにはダムに行けそうだったので、私はお礼を言って電話を切って、ダムのほうに向かいました。
そしてダムに到着しました。
そしてバス停に向かいました。

そして問題の、門に来ました。

なるほど、これか。
ここが17時15分に、閉じるのか。

でも実際、門が閉じたとしても、横から通れます。
とても簡単に、横から通れます。

そうかつまりそういうことだったのか。
18時、19時に到着して、門が閉じても、横から簡単に向こうに行けるのです。
だから、完全な通行止めという感じにはならないようです。

でも、ダムの管理の人にとっては、門を閉じた後の通行は困るわけです。
だから、門を閉じた後も、門の横から通行できますなんて、口が裂けても言えなかったわけです。
だからあんな風に、のらりくらりと、かわしていたようです。
なるほどそういう事情があったのですね。
それは実際に来てみて、自分の目で確認しないと、わからない事情でした。

来てみないとわからないことって、あるものです。
しかしそのあたりの、あいかわ公園だったか、遊具なんかもたくさんある、とても良さそうな公園でした。

というわけで長年気がかりだった仏果三山のゴールの宮ヶ瀬湖のダムサイト、インクライン、エレベーターの謎を、とうとう解き明かすことができました。