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両神山の登山レポート
イベント名
両神山の登山
イベント日時
2019年5月18日(土)
報告者
MK
2019年5月18日、男性3人で両神山に登りました。
参加されたのはボルダリングをしているKさんと、昔ボーイスカウトをしていたBさんです。
待ち合わせ場所は三峰口駅です。
しかしBさんとは御花畑駅でお会いしました。
御花畑駅で「MKさんですか?」と、Bさんから声をかけて頂けました。
Bさんは以前に丹沢の大山の登山でもご一緒したことがあるのですが、そのときは23人で登山したので、Bさんの印象はほとんど残っていませんでした。
しかし今回はBさんとたくさん話をすることができました。
Bさんと待ち合わせ場所の三峰口駅に移動して、三峰口駅でKさんと合流しました。
Kさんはとてもしっかりした感じの方でした。
待ち合わせ時間は8時45分です。
待ち合わせ場所にみんな集合したあとは、軽く自己紹介の挨拶をしました。
そして8時55分の日向大谷バス停行きのバスに乗りました。
バスの乗車時間は1時間くらいでした。
バスの料金は400円でした。
日向大谷バス停に到着して、その近くのトイレでお手洗いを済ませてから、さっそく登山を開始しました。
今回はBさんの体力が心配でした。
昔ボーイスカウトをされていたそうですが、最近はあまり運動をしていないみたいですし、山もあまり登っていないみたいです。
山は初心者であるという口ぶりでした。
両神山はけっこうきつい山です。
Bさん大丈夫かなと心配していました。
ボルダリングをされているKさんは見るからに体力がありそうです。
アスリートのような雰囲気も持ってました。
Kさんはまったく問題ないみたいでした。
歩くペースのほう、「とりあえずコースタイムくらいで歩きます。早すぎるようだったらペースを緩めますね。写真撮影したい場合は足を止めて、撮影していただいて大丈夫ですよ」といって、歩き始めました。
歩くペースのほうは、そのグループに適切なペースで歩くことを心がけています。
ペースタイムが早すぎるようだったら適切なペースになるようにペースを落とす。
そのグループにとって一番丁度よいペースで歩く。
それを私は心がけています。
KさんとBさん、体力はどのくらいなのだろう。
体力の底はどのくらいだろう。
まずはそこを確かめたいと思いました。
だからちょっと早めのペースで歩きました。
早めのペースで歩いて、距離が開けば、ペースが速すぎるということです。
その場合はペースを緩めます。
しかし今回は男性三人での登山です。
そのせいか、いくら早めのペースで歩いても、距離がまったく開きません。
お二人はぴったりとついてきます。
私は汗びっしょりになって、一生懸命早く歩きます。
しかし間はまったく開かず、お二人はぴったりとついてきます。
50分ほどそんな具合に早いペースで歩きました。
するとBさんから、「ちょっと休憩しませんか?」と、声がかかりました。
Bさんの体力の底が見えたか?
と思い、Bさんの顔を見ると、とても涼しい顔をしています。
Kさんも、汗一つかいていません。
むむむ。
どうやらお二人、汗びっしょりになっている私の身を案じて、休憩を提案してくれたみたいです。
事実、休憩を提案されて私はほっとしたものです。
今回は私が一番体力がないのではないか。
休憩後、再び登山を再開しました。
日向大谷バス停を出発して、会所、八海山、弘法乃井戸と歩きました。
弘法乃井戸まではかなり早いペースで歩きました。
弘法乃井戸でまた短い休憩をしました。
Bさんは依然として、涼しい顔をしています。
Kさんもまた、汗一つかいていないように見えました。
短い休憩の後、登山を再開しました。
ずっと早いペースで歩いていた私は疲れてきて、ぐんとペースが落ちてしまいました。
そしてコースタイムよりも30分ほど早いタイムで清滝小屋に到着しました。
BさんKさんとも、疲れた様子はまったく見えません。
私は疲れてどっと椅子に座りこみました。
そこでゼリー飲料を摂取して、お茶を飲みました。
Bさんからチョコレートも貰いました。
清滝小屋にはトイレがあります。
そこでお手洗いも済ませました。
BさんもKさんも涼しい顔をしています。
Kさんのほうは、椅子にも座らず、立ったままです。
「Kさんすごい体力ありますね」ということ、「そんなことないですけど、もっと早いペースでも大丈夫ですよ。ははは」と、おっしゃっていました。
清滝小屋にコースタイムよりも30分も早く到着したのですが、それでもKさんにとっては遅すぎるペースだったみたいです。
おまけにKさん、なんとリュックに4リットルのペットボトルを入れているとのことです。
4リットルといえば、500MLのペットボトルを、実に8本分です。
その重さを担いで登り、涼しい顔をしています。
体力がないのではないかと不安に思っていたBさんも、あまり疲れた様子は見えません。
楽しくいろいろと話をしてくれました。
なんでもBさん、もうすぐ起業するとのことです。
株式会社の代表取締役になるとのことでした。
前職も退職して、今はその準備を着々と進めているようです。
楽天を利用して製品を売るそうです。
私がホームページを作る仕事をしているというと、「じゃあ今度ホームページ作るときにはお願いしますね。はっはっは」と言ってくれました。
清滝小屋で休憩した後、登山を再開しました。
ここから両神神社までは、コースタイム55分です。
クサリがいくつか出てくる、ちょっとスリリングな道のりです。
コースタイム通りに歩いていたのですが、Kさんはちょっと退屈そうな様子です。
体力のあるKさんは、もっと早いペースで歩きたかったに違いありません。
Bさんもまだまだ余裕があるみたいでした。
体力の底が見えません。
本来はもっとぐいぐい早いペースで歩いたほうが良かったに違いありませんが、私の体力のほうが不足していて、コースタイムで歩くのが精いっぱいでした。
清滝小屋から両神神社まで移動しました。
そこでまた、少し休憩しました。
Kさんは山と高原地図のアプリを使っていて、それで、われわれのペースを細かくチェックされていました。
Kさんは体力があって、実にしっかりしている方です。
私よりも登山リーダーにふさわしい方のように思いました。
グループ登山の場合、リーダーが一番後ろを歩くことが多いようです。
今回は表のリーダーは私で、陰のリーダーはKさんという感じでの登山になりました。
両神神社で休憩してから登山を再開しました。
富士見坂を登ってゆきます。
しばらく登っていると、とうとう山頂に到着しました。
山頂(剣ヶ峰)の標高は1723.3メートルです。
けっこう高いところまで来ました。
山頂の一番高いところに立つと、360度の豪快な風景を眺めることができました。
山頂はかなり狭いです。
その狭いスペースの一角に座って、食事休憩をしました。
山頂には予定よりも30分以上早く到着しました。
これから下ると、バスも予定よりも早いバスに乗れるのではないか。
そう思われるかもしれません。
しかしそうではありません。
日向大谷バス停から三峰口駅までのバスは、15時10分のあとは、17時20分です。
スマホで時間を確認してみると、13時でした。
下りのコースタイムは2時間30分です。
急げば15時10分のバスに間に合うかもしれません。
今回はKさんもBさんもすごく体力があります。
急げば15時10分に間にあうでしょう。
しかし食事休憩ははじまったばかりです。
せっかくなので、のんびりしたい。
下りも、急いで下るより、のんびり下りたい。
そう思ったので、「これから急いで下れば15時10分のバスに間にあうかもしれませんよ」とは、言いませんでした。
言わずに黙ってました。
そしてのんびり食事休憩をしながら、下山ルートについて考えました。
バスの時間は17時20分です。
そしてまだ13時10分くらいです。
13時20分に下山開始したとして、日向大谷バス停に到着するのは、15時50分くらいになりそうです。
このメンバーなので、コースタイムよりも遅くなることはないでしょう。
となると17時20分のバスまで、1時間30分もバス停でバスを待つことになります。
それを考えて、下りの道のりは、来た道をそのまま下るのではなく、違うルートで下る道を検討しました。
下りの道のり、いろいろなルートがあります。
その中に、七滝沢コースという、破線ルートがありました。
この道で下山するのはどうだろうか。
来たのと同じ道で下山するのに比べると、30分ほど余分に時間がかかります。
「帰りは少し違うルートで下りませんか?」と、私はお二人に提案してみました。
「帰りのバス、17時20分なんですよ。来た道と同じ道で下ると、かなりバス停で待つことになりそうです」
そのようにお伝えました。
するとKさんは目をキラキラさせて、「おー、破線ルート面白そうですね。ぜひそれでいきましょう」と言いました。
Bさんも「いいですねー」とおっしゃっていました。
それで下山は途中までは来た道と同じルートを下っていき、途中の分岐地点からは、破線ルートの七滝沢コースというルートで、下山することになりました。
13時20分くらいに山頂からの下山を開始しました。
しばらく歩いていると、破線ルートへの分岐点に到着しました。
そこから破線ルートを進みました。
いかにも破線ルートという、人気のない道のりが続きました。
通過に注意を要するクサリ場などもいくつかありました。
この七滝沢コースは、登りは3時間で、下りは1時間40分です。
かなり急な登り坂がいくつもありました。
破線ルートなので誰も向こうからこないだろうと思いきや、高校生くらいの20人くらいの団体が、登ってきました。
みんな大きなリュックを背負っていました。
テントの用意もしているみたいです。
登ってくる時間帯から考えると、清滝小屋でテント泊をするつもりなのでしょう。
男女混合の高校生の20人くらいの団体です。
Bさんは「青春ですねー」と言っていました。
七滝沢コースをしばらく歩くと、会所というところに到達しました。
ここから登ってきた道と同じ道に合流します。
ここから日向大谷バス停までは25分くらいです。
しばらく歩いていると、日向大谷バス停の近くのトイレに到着しました。
そこのトイレでお手洗いを済ませました。
登山は無事に終わりました。
一安心です。
Kさんも「良い登山になりました」と、言ってくれました。
バス停には結局、16時20分くらいに到着しました。
下山ではかなりゆっくりと、ときどき長い休憩を取ったり、途中にあったテーブル席で座り込んで話し込んだり、かなりのんびりと下ってきたのですが、それでもやはり、少し早めにバス停に到着しました。
バスを一時間程度待つことになります。
しかしバス停の付近はバス待ちの登山者がたくさんいて、みんな座り込んで楽しそうにおしゃべりをしていました。
帰路の方法も話題になりました。
バスで三峰口駅まで言ったほうが良いのか、途中の薬師の湯でバスを乗り換えて、西武秩父駅までバスで行ったほうが良いのか。
どちらが早いのか。
どちらが安いのか。
そういう話題もありました。
私の隣に座っていた年配の男性とも、それについて意見を交わし合いました。
見知らぬ人同士でのちょっとしたコミュニケーションもありました。
楽しく話をしていると、一時間はあっという間に過ぎました。
バスが来て、バスに乗り込みました。
われわれは三峰口駅までバスで移動することにしました。
三峰口駅に到着してから、電車に乗り換えて、御花畑駅まで移動しました。
御花畑駅からは徒歩で西武秩父駅まで行きました。
そして今回は、西武秩父駅でみなさんとお疲れ様でしたの挨拶をしました。
Kさんは電車の切符を購入しました。
私はフードコートで食事をして帰るつもりだというと、Bさんは、「ご一緒していいですか?」と、言ってくれて、Bさんと食事をすることになりました。
切符を買ってきたKさんは、われわれが食事をして帰るというと、「じゃあ僕もソバでも食べて帰ろうかな」とおっしゃって、フードコートまで三人で移動しました。
しかしKさんが購入した電車の出発時刻は、15分後です。
ソバを食べるのは、時間的に厳しい。
「やっぱり私帰りますね。電車に乗り遅れるかも」ということで、Kさんとはその場であらためて、お疲れさまでしたの挨拶をしました。
フードコートではBさんは、炙り豚肉丼みたいなものを食べました。
私は味噌ラーメンの大盛を食べました。
談笑しながら楽しく食事をして、Bさんとは改めてお疲れさまでしたの挨拶をしました。
私はその後、祭の湯という温泉施設で軽く温泉に入ってから、帰宅しました。
今回の登山はそのような感じでした。
男性だけの登山でしたが、とても楽しく充実した登山になりました。
今回はKさんもBさんもとても体力のある方たちでした。
私が一番体力がないようでした。
もっと体力をつけないとなと思いました。
今回ご一緒して頂けたKさんとBさんには、楽しい登山をご一緒していただけて、とても感謝です。
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