登山サークル アウトドアチャイルド

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棒ノ折山の登山リポート
イベント名
棒ノ折山の登山
イベント日時
2017年9月9日(土)
報告者
MK
2017年9月9日、男性2人、女性4人で棒ノ折山に登りました。
今回はなかなか人が集まらず、イベント開催の三日前までは男性1人、女性1人の状態でした。
男性1人にはわたし自身も含まれているので、実際の参加者は女性1人という状態です。

わたし的にはそれでも全然問題ないのですが、一応ほかの方にもお声がけをして、人数を増やす努力をしてみることにしました。
努力をしてみた結果、それでも二人だけの登山になってしまうのあれば仕方がない。
「一応たくさんの人に声をかけてみたのですが、結局二人だけの登山になってしまいました。すみません」という言い訳がききます。

で、棒ノ折山の登山の二日前に、男性5人以上、女性5人以上くらいに、「棒ノ折山の登山、いかがですか?」と、お声がけしてみました。
しかしいかんせん急なお誘いです。
お誘いに応じていただける方はいませんでした。

そんな中、女性のAさんからの申し込みが入りました。
Aさんは、はじめまして、の方です。

よし!女性2人!
わたしはガッツポーズです。
さっそくホームページのイベント詳細ページの女性人数を1人から2人に変更しました。

女性1人の状態ですと、「わたし一人だったらいやだ」ということになり、イベントを直前キャンセルという展開も考えられます。
その場合はどうするのか?

その場合の代案としては、奥多摩の酉谷山の登山も考えていました。
つまり結局、イベント参加者がわたし一人になった場合は、わたし一人で棒ノ折山に登るのではなく、かねがね登りたいと思っていた酉谷山を登ってみようかな、と思いました。
テントと寝袋を持っての酉谷山の登山です。
酉谷山には避難小屋もあり、そこで夜を過ごすこともできるようですが、見知らぬ人と狭い避難小屋で一晩を過ごすというのもかなり抵抗があったので、
とりあえずテントも持って行こうかと思いました。
そして状況に応じて、避難小屋の近くにテントを立てて寝るか、避難小屋の中で寝るか、現地で検討してみようかと思っていました。

しかし女性が二人の状態になったので、ひとまずイベントの開催は大丈夫そうです。
一人キャンセルがあったとしても、まだお一人残っている。
おそらく二人ともキャンセルということにはならないだろうと思いました。

女性二人いれば、女子会的な登山という形で成り立ちます。
わたしはその女子会のサポート的な役回りを演じておけばよいでしょう。
女性一人になってしまった場合は、登山ガイド的な立場で、接すればよいでしょう。
登山ガイド的な態度と、当サークルのご紹介や、過去のイベントの話など、どういう人が今まで来たか、今後どのような山に行く予定かなど、
そういったような話題で、それなりに楽しい登山になるに違いありません。

そしてイベント前日、男性のKさんからの申し込みがありました。

よし、男性きた!

Kさんは以前に高尾山イベントに参加していただいたことのある方です。
とても丁寧な口調の、すごく感じの良い方です。
高尾山イベントではとても無口な方でしたが、最後に名刺をお渡ししたときにはとても丁寧に挨拶していただけましたし、イベント後にも、とても丁寧なお礼のメールを送っていただけました。

とても落ち着いていて、冷静沈着。
とても無口な方ですが、いつも軽く微笑んでいるような、いつも上機嫌な表情をされている方です。

ほぼ話をしたことがない方だったので、イベント参加のお声がけをした男性陣からはもれていました。

どういう人なのだろう?

無口な方だったので、ちょっと緊張します。
とっつきにくい方なのだろうか。

その後また、女性のTさんからのお申し込みがありました。
Tさんは、はじめましての女性です。

よし!

男性2人、女性3人です。

オッケー牧場!

完全にイベントは成り立ちます。
そのくらいの人数が来れば、文句なしです。

もう登山は始まっている!

前日から、私の意識としては、もう登山は始まっているのだという意識を持って、過ごしています。

しっかりと栄養を取る。

カレーを作りました。
鶏肉、ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツ。
ルーはバーモンドカレーの甘口。

そして、トマトジュースも買いました。

カレーライスとトマトジュースで栄養面も完璧です。

そしてイベント当日。
5時の目覚ましで、目を覚ましました。
睡眠もたっぷりとれました。

スマホを確認してみると、女性のKさんからの連絡が入っていました。
「棒ノ折山、参加させてください!」との内容。

よっしゃ!

追い風が、ぐんぐん吹いています。

男性2人、女性は4人です。

女性同士の楽しい交流もありそうです。
男性のKさんは、どんな感じだろうか。
やはり無口だろうか。

イベント当日の朝、わたしが朝っぱらからまた大盛のカレーライスを食べました。
そして牛乳をたっぷり飲みました。
栄養面は完璧です。

持参するものにも、抜けはありません。
奥多摩の地図、レインコート、折り畳み傘、名刺、アウトドアチャイルドの紙、ポケットティッシュ、ハンドタオル、車酔いの薬、ばんそうこう。

そして出発。
お手洗いは家で一回、駅のトイレで一回済ませました。

待ち合わせ場所の飯能駅には、待ち合わせ時間の一時間前に到着しました。
バスの時間をしっかりチェック。
そして飯能駅のスターバックスでアイスコーヒーの一番大きいサイズを注文し、それを飲みながら待ち合わせ時間を待ちかまえます。
そこからまた、二回お手洗いに行きました。
待ち合わせの前はいつも緊張します。

イベントの当日になれば、わたしはもう自分が楽しむことだけを考えます。
遊び気分、全開で臨みます。

今回は登山イベントの後の温泉の用意はまったくしていません。
温泉の用意をしなくても、温泉にはいけます。
バスタオルなどは借りれますし、温泉後の下着や靴下は別にはかなくても構いません。
温泉の帰りには、レインコートを着て帰れば問題ありません。
今まで何度も、温泉の用意なしに温泉に行ったことがあります。
というか、温泉の用意をしてこないときに限って、温泉に行きたくなり、いつもバスタオルなどはレンタルばかりです。

いつも登山イベントの後は「この後、温泉いかがですか?」というお声かけをしていたのですが、今回は、温泉のお声がけはしないバージョンを試してみようと思いました。
「温泉はいかないんですか?」とか、「温泉行きたいですね」とか、自然と温泉に行くような流れになった場合は、温泉に行く感じにしてみようと思いました。
そういう話が出てこなかった場合は、温泉に行かないバージョンという形になります。

今回は「温泉行きませんか?」という話は出なかったのですが、お友だち同士の女性二人が温泉に行くという話になりました。
で、そのお二人の女性は、もう一人の女性に「温泉行きません?」と、誘っていました。

このケースですと、お友だち同士の気楽な温泉の邪魔をしてはいけないだろうという判断になりました。
そこをあえて「僕もご一緒してもいいですか?」などと言ってしまうと、気心の知れたお友だち同士のお気軽な温泉の邪魔をしてしまう結果になりそうです。

話が先走ってしまいました。
話をもとに戻します。

待ち合わせ時間の15分前になってから、待ち合わせ場所の飯能駅の改札口付近に向かいました。
一人女性が人待ち顔で立っていましたが、参加者の方ではなさそうです。

その後ぞくぞく登山の恰好をした方たちが集まってきました。
何か大きな登山サークルの方たちが、この場所で待ち合わせをしているようです。
男女合わせて、20人くらいの大グループが集まってきて、そして一足さきに、改札口をあとにされました。
おそらく棒ノ折山に行くのでしょう。
8時55分のバスがあったので、それに乗られたのだと思います。

待ち合わせ場所で待っていると、女性のAさんが現れました。
はじめましての女性です。
若くてとてもおきれいな方でした。
当サークル初の、20代女性の参加者だと思われます。

その後、男性のKさんが現れました。
Kさんは以前、高尾山の登山イベントに参加されたことのある方です。
無口な方という印象だったKさんですが、この日はとても饒舌でした。
すごく話してくれます。
話し方がとてもマイルドで、知的です。
年齢は36才で、お仕事はITエンジニアの方のようです。

その後、女性のSさんが現れました。
登山イベントには今まで三回くらい参加していただいたことのある方です。
黒い服と、長い髪の印象が強かったのですが、この日は髪を結んでいて、そして明るい感じの服装をしていました。
製薬会社にお勤めの方のようです。
よく笑い、とても楽しいリアクションを返してくれる方で、おしゃべりをするととても楽しい方です。
何度かお会いしているうちに、新しい一面をいろいろと発見できます。
わたしはSさんのことを甘え上手な、一人っこか、末っ子だと思っていたのですが、今回の様子を見て、その印象が変わりました。
若い女性のAさんへの接し方などを見てみると、とても包容力がある感じで、「この人、長女かも」と、思いました。
人に合わせて接し方を変えるような、柔軟な接し方ができる方のようです。
年上の方には甘え上手な感じで接し、年下の方には、頼りになるお姉さんという感じで接する方のように思いました。

そして女性のMさんとTさんが同時に現れました。
お二人はお友だち同士のようです。
明るくて元気いっぱいの、おきれいなお二人です。

女性のMさんは今年の夏から登山を始められたそうです。
Tさんのほうは、何度も登山をされている方のようです。
お二人で一緒に最近、金時山、川苔山、富士山と登られたそうです。
Mさんは今年の夏から登山をはじめたとは思えないような、完璧な登山装備をしていました。
「完全に登山ショップのカモになってますよ」と言って、笑っていました。
Mさんは最近、二週間に一度くらいのペースで登山をされているようです。
登山回数三回目にして、すでに富士山を登っています。
最初、いきなり富士山を登ろうとしたそうなのですが、お友だちのTさんに忠告され、「まずは金時山くらいから登ってみたほうがいいよ」という話になったそうです。
Mさんは当サークルが10月7日に予定している丹沢の大山の登山にも参加される予定です。
お友だちのTさんも、「わたしもいこうかな」と言っていたので、もしかしたらTさんも大山の登山、来てくれるかもしれません。

Mさんのお友だちの女性のTさん、ほかの大きな登山サークルにも参加されているそうです。
そのサークルのホームページを見せていただけました。
そのサークルでは、以下のような山に登っているようです。

塔ノ岳、鍋割山、大菩薩嶺、金峰山、鳳凰三山、鷹ノ巣山、御前山、岩殿山、富士山、雲取山。

などなど。

Tさんはかなり体力のある女性であったのですが、そのTさんでも、「歩くペースについていけない」というほど、そのサークルではハイペースで登山をするそうです。
そのサークルの人たちは、「アスリートみたいな人ばっかり」と、言っていました。

待ち合わせ場所の飯能駅の改札口付近に、無事全員が集まりました。
連絡なしキャンセルはゼロでした。

そしてひとまず、お一人ずつ、軽く自己紹介をしました。
わたしは名前と年齢と仕事と家と、趣味を自己紹介しました。
趣味は、「登山イベントをすることと、それをネタに文章を書くことです」と、言いました。
これはまったく、嘘いつわりのない趣味と言っていいでしょう。

自己紹介をする場合、いつもわたしが最初に自己紹介をすることになります。
そしてその私が適当な自己紹介をした場合は、それに続くみなさんもやはり、適当な自己紹介になる傾向があるような気がします。
趣味の自己紹介について、こないだ私は「趣味は登山です」などと、適当な感じで自己紹介しましたが、やはりそれに続いて自己紹介されるみなさんも、同じように適当な感じの自己紹介をされたような気がしないでもありません。
スタートの私がかなり力を入れた自己紹介をすれば、それに続く方たちも、同様に力を入れた自己紹介をしていただける感じがちょっとしています。
ただ自己紹介があまりご負担にならないように、「お名前だけでも大丈夫ですよ」という言葉も、お声がけさせていただきました。

しかしまあ私の場合は、登山レポートや、ブログなどで、もうかなり自己紹介、できてます。
そういうのを読んでいただいた場合、だいたいわたしがどんな感じの人間が、そこそこわかると思います。
その点、わたしは有利です。
もう自己紹介の10倍以上の自己紹介を、すでにし終わっている状態で、登山イベントはスタートされます。
はじめましての方の場合は、その自己紹介から、まさに自己紹介はスタートするので、その人がどんな人間か、理解してもらうのに、それなりの時間がかかります。
つまり、すでに10倍以上の自己紹介を済ませている状態のわたしは、みなさんから打ち解けられやすい状態になっており、まだ自己紹介をしていない方たちは、そう簡単には打ち解けられない、という状態になっているのです。
その点わたしは、非常に有利な状態からの登山イベントのスタートとなるわけです。

まったくもって、以前に婚活イベントに出まくっていたときは、まあ話す時間も短いですし、ラインの交換などをして、イベントの後にラインで連絡しても、「誰でしたっけ?」と言われるパターンが非常に多かったです。
まず印象に残らない。
しかし登山イベントでは、わたしが主催しているわけなので、わたしは必ずみなさんの印象に残ります。
良い印象でも、悪い印象でも、必ず印象に残る。
これは大きなメリットです。

わたしの次が男性のKさん、次が女性のTさん、次が女性のMさん、次が女性のAさん、次が女性のSさんという順番で自己紹介をしました。
男性のKさんは年齢も自己紹介していました。
36歳とのことでした。
その他のみなさんも、けっこう長く、自己紹介していただけました。
わたしは耳をダンボのようにして、食い入るようにその自己紹介を聞いていました。

自己紹介が終わってから、バス停に移動しました。
そして、さわらびの湯、に行く、9時25分のバスに乗りました。

女性陣はさっそく、活発にコミュニケーションを開始していました。
女性同士だと、打ち解けやすいのかもしれません。
とても無口だと思われていた男性のKさんも、びっくりするくらいに気さくにいろいろ話してくれます。
話し方もマイルドで、礼儀も正しくて、笑顔も絶やさず、とても絡みやすい人です。

バスの移動は40分くらいだったでしょうか。
さわらびの湯バス停に到着しました。

そしてひとまず、さわらびの湯でお手洗いを済ませました。

晴れの日の棒ノ折山、登山をする人がかなり多くいました。

さわらびの湯を出発し、道路を歩くと、ダムに到着します。
みなさん、足を止め、早くも写真撮影タイムです。
大きな湖とダムの風景は、とても良い眺めです。
そして湖にそって歩き、登山口へと向かいます。

列の先頭はわたしで、二番目には若くて美しいAさんでした。
まさに主催者の役得、Aさんと楽しくおしゃべりをしながらの道のりを歩きます。
しかしあまり調子にのってAさんとのおしゃべりにのめりこまないように注意が必要です。
イベントの進行役たるもの、自分の楽しみだけにのめりこむわけにはいかず、みなさん楽しく登山できるような、配慮もまた必要になります。
Aさんは、日本語、英語、ロシア語の三か国語ができるらしく、あと、経営戦略を学んでいるそうです。
あとクリスチャンの方らしく、お若いのですが、とてもしっかりされています。
健康意識もとても高く、毎日しっかり野菜を食べ、ジムで適度な運動もされているようです。
お酒は一切飲まないとのことでした。

Aさんは登山は今回がほとんど初めてのようです。
二年前に一度、高尾山に登ったことがあるとのことでした。
しかし体力がとてもあるようで、歩くスピードも速いです。
Aさんと同じペースで歩いていると、ほかのみなさんとの距離がどんどん離れてしまいます。
けっきょくAさん、今回の登山では最後まで涼しい顔をしていました。
口では疲れたといっていましたが、まだまだ余力は十分のようでした。

棒ノ折山の登山口に入ってしばらく歩くと、川と岩の道のりが始まります。
スマホでの撮影スポット満載の道のりで、みなさんぱしゃぱしゃ撮影をされていました。

その道のりをしばらく歩くと、向こうのほうから男性が、「ここ通れませんよ!」と、声をかけてきました。

え!

通れない!?

イベント、強制終了!?

と、思いきや、「通れます!」とのこと。
近づいてみると、通れるようです。

一安心。

どうやら年配の男性が倒れているようです。
「倒れている男性がいるのですが、またがって通ってください」とのこと。

たしかに狭い道に、年配の男性が倒れています。
そして警察署か消防署だかの、レスキューの方たちが、6人くらい集まっています。
年配の方、三人くらいで登山をしていたらしいのですが、そのうちの一人の方が、何度も転倒を繰り返したあげくに、急に立てなくなってしまったようです。
わたしたちはレスキューの人たちからの介助をうけている年配男性をまたがって、道を進みました。

川と岩。

マイナスイオンの出まくっているような、涼しげなコースが続きます。
しかし足元はすべりやすいので、注意が必要です。

「道がないじゃん!」というような、岩と川だけの道を、進んでいきます。
まさにアクロバットな道のりです。

ほぼ直角の岩に、ロープがぶら下がっているところなどもあり、ロープにしがみつきながら登らなければいけません。
しかし上から来ている人は、別コースを発見したようで、ロープを使わず、そちらの道で、下っていました。

われわれもロープを使わない楽な道もあったのですが、みなさんせっかくなので、ロープでよじ登りたいと思ったらしく、みなさんほぼ直角の岩を、ロープにつかまって登っていました。

岩と川、水、そして滝。

撮影スポット満載の道のりです。
みなさん何度も立ち止まり、スマホで風景を撮影していました。

今回は、初心者の人が一人もいませんでした。
みなさん、疲れ知らずの方たちです。

今までの登山イベントのパターンでは必ず初心者の方が何人かいて、何度も休憩をはさみながら、初心者の方のペースに合わせてゆっくりと進んでいく、というケースが多かったのですが、今回は実に、初心者の方が一人もいない。
女性のAさんが初心者なのですが、歩くスピードがとても速い方でした。
そしてまったくの疲れ知らずです。
この人は初心者ではありますが、北アルプスとかでも全然平気なのではないかなと思わせられます。
「何かスポーツされてるんですか?」と聞いてみても、学生時代に半年だけバスケットをしていたとか、あるいは一か月前からジムに通っているとか、運動経験はそのくらいのレベルのようです。
お若いですし、生まれつき体力があるタイプの方のようでした。
モデルのように長身で、ほっそりとしています。
そして常に笑顔を絶やさない方です。

岩と川のすべりやすい道中です。
少なからず危険もあり、最悪、転倒されたり、ケガをされたりなどする方も出るのはないかと心配していたのですが、みなさんまったく危なげもなく歩いています。

女性のMさんも、今年の夏から登山をはじめたとは思えないような体力です。
ぜんぜん疲れを見せませんし、まったくペースも落ちません。

まさに休憩いらずな感じのグループになりました。
唯一の休憩は、撮影スポットでの撮影時くらいです。

そんなこんなで歩いていると、今回の一番の見どころの、岩と川の道のり、白谷沢の道のりが終了しました。

棒ノ折山の白谷沢!
とても良いところです。
夏場は涼しさ満点です。

白谷沢が終わってから、少しだけ休憩しました。
それでも体力がある方ばかりなので、長い休憩にはならず、早く山頂に行って、それからご飯にしたいですね、との声が有力でした。
そして小休憩をはさんでから、再び登山開始です。

山頂か?
と思わせられるような、広々とした場所に到着しました。

しかしまだそこは山頂ではありません。
しかしもうとっくにお昼も過ぎてますし、そこでもまた小休憩をしました。

いや、そこに到着する前に、名物の岩茸石のところでも、しばし休憩しました。
岩茸石は名物の巨大岩です。
その岩、上によじ登れるようです。

女性のTさんはその上によじのぼったことがあるそうです。
とても活発で、チャレンジ精神旺盛な感じの方です。
アスリート系の方たちばかりが集まるような登山サークルにも参加されていて、頻繁に登山をされているようです。
すごく登山が大好きな方らしく、雲取山とか日本アルプスとか、いろんな山に登ってみたい、チャレンジしてみたいとのことです。
とても好奇心が旺盛な感じの、すごく元気のある方です。

岩茸石で小休憩をして、再び、登山再開。
そして今度は、山頂と間違えるような広々とした場所に到着し、そこでも小休憩をしました。
Tさんはチョコレートをみんなにふるまってくれました。

そこから山頂までは、地図を見ると20分の道のりです。
下山の場合は10分の道のりです。
つまり最後の20分の道のりは、けっこうな坂道であることが予想されます。

そして最後のひと踏ん張りの登山再開。
20分の道のり。
途中、階段がくずれてしまっていました。
その道はロープが張り巡らされて、人が通らないようにという配慮がされています。
そのロープにそうような形で、進んでいきました。

そして山頂に到着!

女性のTさんは、「やったー!」と言って、バンザイをしました。

広々とした棒ノ折山の山頂に到着です。
山頂には人がたくさんいました。

そういえば山頂にあんなにたくさん人がいたというのに、下山時には誰も人に会いませんでした。
われわれは青梅線の川井駅に降りていくコースで下山したのですが、ほかのみなさんはまた、さわらびの湯に戻るコースで下山されたのだと思います。

山頂では、みんなで固まって座って、食事をしました。
わたしは男性のKさんとたっぷりとおしゃべりをした後、女性のMさんとTさんのお友だちコンビとも、たくさんおしゃべりをさせていただきました。

Tさんはほかの登山サークルに参加されていまして、そのサークルは、とても充実した登山サークルのようです。
サークルのホームページか、またはフェイスブックのページかなにかなのでしょうか、その登山サークルの登山イベントがずらりと並んでいるページを見せていただけました。
登山イベントの山の選択は、なんとも渋いチョイスでした。
すごいなー、この登山サークルは、と思いました。
当サークルのような、ふけば飛ぶような弱小登山サークルとはわけが違います。
当サークルが、いつ潰れるかわからないような零細企業であるとしたら、そちらのサークルは一部上場の大企業のような感じです。
まー主催されてる方の登山スキルのレベルも高そうですし、登山初心者のわたしが主催している当サークルとでは、やはりイベントのクオリティーが全然違います。
いつかそこのサークルにも負けないくらいのクオリティーの高い登山イベントができるよう、目指していきたいところです。

MさんとTさんと本当に、すごく登山が大好きみたいで、今度どんどん登山をしまくりたいような感じみたいです。
日本アルプスも可能だったらどんどん行きたいくらいの勢いがあります。
富士山を登った経験もされてますし、体力があるお二人です。
もうまったく初心者というレベルではありません。
このお二人にご満足いただくためには、やはり日本アルプスとか、大菩薩嶺とか、金峰山とか、雲取山とか木曽駒ヶ岳とか、鳳凰三山とか、あとは、ヤビツ峠からの塔ノ岳とか、そのくらいの登山イベントをすることが望ましいところです。

登山は圧倒的に初心者が多いみたいなので、初心者の方がご満足いただける登山イベントができることもとても重要です。
同様に、脱・初心者を果たした方や、中級者レベルの方にもご満足いただけるようなイベントもしたいところです。

ヒマラヤ登山まではいかないにしても、日本アルプスの登山くらいまでは守備範囲を伸ばしたい。
日本アルプスの山々をメインステージとして、関東の山々は、サブステージという位置づけにするなど、いろいろと検討しております。

雪山はどうする?
岩のぼりは?

せっかくなので、守備範囲を伸ばせるだけ伸ばしたいという気持ちもありますし、ヒマラヤ登山さえも守備範囲にできれば、とても素晴らしい話です。
なかなかそこまでは難しいとは思いますが、目標は大きく持っておいたほうがいいと思うので、心の片隅には、究極の目標、ヒマラヤ登山も、置いておきたいところです。

でもまあ現実問題としては、ヒマラヤ登山や、雪山、岩のぼりはハードルが高すぎるかと思いますので、とりあえずはそれらは憧れの世界という位置づけにとどめておいて、安全登山、健康登山の方針で登山イベントを考えていきたいと思っています。
交流も忘れてはいけません。
なんといっても交流は楽しい。
いや忘れてはいけないばかりか、まさに交流こそは中心であるのかもしれません。
登山を通じた人と人との交流、それこそが面白いのではないでしょうか。
と、思ったりもします。

山頂で休憩したあとは、青梅線の川井駅に向かって下山しました。
黙々と歩いたり、おしゃべりをしながらの下山です。

これだけ長い時間一緒にいると、かなり打ち解けます。
無口だと思われていた男性のKさんも、全員の女性とたっぷり話ができたようです。
話し方もマイルドで、いかにも仕事が優秀そうで、とても真面目そうなKさんは、女性にとっても好印象の男性に違いありません。
女性同士の交流も充実したと思います。

最後のほうでは、男性のKさんと女性のSさんが、すごく楽しそうにずっと話していました。

あまり面白みがないと思われていた下山のコースですが、それでもけっこう撮影スポットはあったようです。
下山コースの後半では渓流や小さな滝が続々でてきますし、キャンプ場も出てきます。
キャンプ場では若い人たちが、集まって何かしていましたし、バーベキューをしている人もいました。

男性2人と女性4人での登山。
後半はかなり打ち解けた感じです。
一時間や二時間程度一緒にいたくらいでは、なかなかここまで打ち解けることはできないと思います。
がっつり6時間一緒に歩くことで、最初はまったく打ち解けなかった相手とも、後半は打ち解けることができる感じです。
過酷な道のりをともに苦労したという仲間意識も芽生えたと思います。

そんなこんなで歩いているうちに、今回の登山イベントのゴールである川井駅に到着しました。

ここで私は、はじめましてのみなさんに名刺をお配りしました。
そして、すごくうざいくらいの感じで、「連絡先交換しました?」とか、「連絡先交換いかがですか?」とか言ってまわりました。

もうほとんど強制みたいな感じです笑

高尾山の登山イベントでは、20人の登山イベントであったにも関わらず、一人も連絡先交換をしなかった男性のKさん。
そのKさんも、すごくうざいくらいの感じで、「連絡先交換しました?」とか、「こちらとは連絡交換は済みました?」とか、かなりうざく、しつこく連絡先交換をうながされたので、結局Kさんは全員の女性とライン交換をしたようです。
女性同士の連絡先交換も活発に行われたようです。

このしつこく連絡先交換を促すという行動。

これはどうだったのか、良かったのか、悪かったのか。

前回の塔ノ岳の登山イベントでは、とても魅力的な女性お二人と、ナイスなメンズのお二人で登山イベントをしたにも関わらず、どうも全然連絡先交換はなかった感じでした。
というのも、男性がとてもシャイというか、あんまり積極的に連絡先交換をお願いするようなタイプの方たちではなかったためです。
しかし同じ男性である私にはわかります。
本当は連絡先交換をしたかったに違いありません。
しかし連絡先交換をするのも不自然であると思ったのでしょう。

そういう場合は私のような進行役の人間がしつこいくらいに、「連絡先交換しました?」とか、「連絡先交換は済ませました?」とか言って、連絡先交換をうながしたほうが、本当は連絡先交換をしたかった相手とも、連絡先交換ができるわけです。
そして連絡先交換をすれば、関係が進展する可能性も出てくるわけです。
連絡先交換をせずに、そのまま二度と会わなかったら、二人がより仲良くなる可能性はゼロなのです。

まあこんなふうにしつこく連絡先交換をうながすことが、凶なのか、吉なのか、微妙なところではありますが、イベントを主催した私としては、連絡先交換がたくさん行われたことは、大きな成果だと思いますし、それに関しては、充実感を覚えています。
イベントで人と人が知り合う機会を作る、そして連絡先を交換する、そこまでできればもう、主催者としては、役割をほぼ完ぺきに果たしたと言えるのではないでしょうか。

川井駅で連絡先交換をして、そしてみんなで電車に乗り込みました。

電車の中で、女性のMさんと、Tさんが、温泉の相談をしています。

「今から温泉、いかがですか?」と、よっぽど聞いてみようかと思いましたが、お友だち同士の気楽な温泉の邪魔になってはマズいなと思いました。
MさんとTさんは女性のSさんに「温泉いきません?」と誘っていましたが、Sさんは着替えを持ってきてないとのことで、断っていました。

わたしも誘われればホイホイついていったに違いありませんが、こちらから「僕もご一緒していいですか?」などというとご迷惑になる可能性もありましたので、今回は温泉のお声がけはしない形にしてみました。

登山の後の温泉に関しては、あってもなくても、どっちでもいいのかな、という風に思っています。
みんなで行きたい、という人が多い場合は、私は進行役として、そのときに、「今から温泉、行きませんか?」とお声がけしてまわればいいのかな、って感じです。

今回の棒ノ折山の登山。
初心者の人が一人もいなくて、私の感覚としては、すぐに終わったような感じの登山になりました。
しかし飯能駅に9時に待ち合わせして、川井駅の電車にみんなで乗ったのが、16時48分だったので、8時間くらいはみなさんと一緒にいたことになります。

川井駅から電車に乗り、河辺駅で女性のMさんとTさんが降りました。
河辺駅には梅の湯という温泉があります。
奥多摩登山をされる方は、奥多摩駅のもえぎの湯に行く人が多くて、もえぎの湯が超満員になってしまうことが多いので、河辺駅の梅の湯に行く人もとても多いようです。
梅の湯のほうも、超満員になることが多いです。
奥多摩登山の後の温泉は、河辺駅の梅の湯か、奥多摩駅のもえぎの湯が、定番の温泉になります。

河辺駅でお二人とはお疲れさまでしたのご挨拶をしました。

次に電車を下車するのは私です。
電車が福生駅に到着してから、わたしは三人の方にお疲れさまでしたの挨拶をして、電車を下車しました。

今回は8時間の長い登山を、たくさんおしゃべりをしながら歩き、連絡先交換もたくさんありました。

私にとってはとても交流の充実した、とても楽しい登山になりました。
ほかのみなさんにとっても結構楽しい登山になったのではないかと、そのように思っています。
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